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chatGPTに「料理の四面体」を理解させて、あらゆる料理を構造化してみる。ついでに創作してもらう

料理好きならご存じの名書籍「料理の四面体」の考えをGPT4が理解してくれたら、あらゆる料理が構造化できるんじゃない?しかも新しい料理が生まれそうじゃない?
という話。

料理の四面体について

私が改めて解説するのもおこがましいですが、理解した範囲で要約してみます。


「料理の四面体」によれば、あらゆる「料理」は、一つ以上の[食材]オブジェクトに対して媒体:{[空気],[水],[油]}のいずれかまたは組み合わせと[火]を使用して「加熱」メソッドを任意の程度適用して「調理」ものとして解釈できます。また、基底状態の食材は「生もの」空間に属し、「加熱」メソッドを適用して調理するほど[火]に近づきます。 例えば、[生魚]を加熱そのまま食べれば「刺身」、[生魚]を[空気]を媒介として「加熱」調理すれば「焼き魚」、少量の[油]を媒介として「加熱」調理すれば「ムニエル」など、多くの[油]で「加熱」調理すれば「フリット」や「コンフィ」ができます。 また、「料理」もまた[食材]オブジェクトであり、「料理」を[食材]として調理することができます。すなわち、「焼き魚」ほぐして「ご飯」と共に握れば「焼き魚のおにぎり」になります。食材を加熱せずに組み合わせて料理にするという観点において、「焼き魚のおにぎり」は「サラダ」と同じだと言えます。


という解説をGPT4にも伝えてみます

GPT4 は料理の四面体を理解できるか

先ほどの説明を投げてみます

理解したらしいのでお題を与えます。
お題はグラタンコロッケバーガーです。
※素材が全部小麦なのにこんなに調理でバリエーションがでるのかと毎回感動する料理です

それっぽく構造化してくれました。わかりにくいので図にして貰います

結構実用的な感じになりますね。具体的に何に使うかは思い付きませんが

料理の四面体感がないので追加リクエストで整えてもらいます

いい感じ!

これで色々な料理が構造化できますね

新たな料理の考案

ここまででGPT4は料理の四面体を理解したことになります。しかしこの書籍の面白い所は、四面体の考えに従えば新たな料理が創発できるという点です。

従って(本で挙げられた創発方法とは異なりますが)、GPT4にも料理を生み出してもらいます

夏バージョンのグラコロって何だろう?

しっかり斬新です。
しかし斬新すぎて想像し難いので絵にしてみましょう。

まずGPTに解説してもらって

それを Stable Diffusion に絵にしてもらいます

ちょっと食べてみたいです

本の解釈や概念の構造化はGPTの得意分野だと思うので、もっと洗練させればあらゆる料理を構造化できるはずです。いろいろ試して行きたいです

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