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猫の3Dプリント

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iPhoneでスキャンした猫を PCで最適化 3Dプリンターで出力します。 今回の使用した機材は以下の通り  ・iPhone12mini  ・iMac Late2012(最新の…
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#猫

猫の3Dプリント

猫の3Dプリント

最近iphoneでスキャンした猫のプリントばかりだったので、
調整した猫モデルをプリントした所、
ダマダマができてしまう。

胴体はそれ程でもないが、頭部がひどい、
前足の細いパーツにもダマダマができている。
大きさの問題かと思い、大きめにプリントしてみても同じ結果に・・

実は頭部と胴体では別々にモデリングしたので、
身体の方はポリゴン少なめです。
スムージングもかけていないので、プリントした際

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3Dプリンターの解像度と出力速度

3Dプリンターの解像度と出力速度

積層プリンターの解像度
ノズルから出力されるフィラメントの太さ、
細かいほど積層痕が目立たず綺麗です。
私が使っているプリンターの推奨が0.2mmでした。

積層プリンターの出力速度

フィラメントの押し出すノズルの移動速度です。
早い程、プリント時間は減りますが、
その分、雑な仕上がりになります。
私が使っているプリンターの推奨は60mm/sでした。

試してみる私が使っているプリンターは「BI

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増える猫モデル

増える猫モデル

3Dプリンターで出力した猫のモデルも随分増えた。
夏になり暑くなって、
猫が「だらーっ」と伸びて動かない。
iPhoneでスキャンしやすくなった。

マットで寝ている猫なんかは平面が取れないので、
マットごと、円柱上にトリミングすると意外と楽に出力できます。

こんな形なら、チョコレートとかの型にも使えそう。
ただ、このモデル、ちゃんとスキャンしたせいで、
3Dプリンターでなければ作れない構造に・

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iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化④

iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化④



最後の工程です。

PCでスライススライサーソフトでスライスしG-codeで書き出します。
私はMacで3Dプリンター付属の「Cura for BIQU」を使いました。
大方の3Dプリンターには対応ソフトが付属すると思うので、何を使っても問題はないと思います。

「Cura for BIQU」で解像度は弄れるものの、肝心のmagicianが非対応なので、
プリント解像度はデフォルトの0.2mm

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iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化③

iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化③

前回ローポリ化した猫モデル
背景やスキャンエラーのゴミポリゴンを削除して行きます。

①猫モデル以外の不要な要素の選択・削除

削除を始める前に
❶右上方の「透過」ボタンをオンにしておきます。
これで隠れたゴミポリゴンも一掃できます。
これを忘れると、面の裏側に隠れたポリゴンが残ってしまう事があります。

❷左上方に各種選択ツールがあるので、
これで、四角く囲ったり、投げ縄状に自由に囲って消したい

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iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化②

iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化②

iPhone作業は終わったので、PC作業に入ります。

⓪準備
今回はblenderを利用しますが、
STLデータが扱えれば何でも良いと思います。
blender起動直後の画面には「箱」が置いてあり邪魔なので、
選択して「X」キーでサブメニューを開いて 削除を選びます。

上の画像の黄色い丸の中は視点変更のUIです。
「X」「Y」「Z」それぞれ軸を表していて、
右クリック+ドラッグすると自由に視点

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iPhoneで猫の立体写真?作り

iPhoneで猫の立体写真?作り

Phoneをスキャナー代わりにしてプリントした物がコチラ
「STLmaker」アプリがあれば、その瞬間を切り取れる(・ꈊ・)
(スキャン時間30秒かかるけど)

iOSでは無料で利用できるcaptureと言うアプリもあります。

スキャンした物体を座標データに色情報を載せた感じで仕上げてくれます。
UVでは無いので、言うならば3Dのドット絵、(ボクセルとは異なった解釈)
データも10MB未満なの

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iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化①

iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化①

⓪フローチャート

①猫のスキャンニング準備3Dスキャンニングには前に紹介したiOS用アプリ「STL Maker」を利用します。
有料ですが、2500円程度なので、3Dスキャナーを買うより超安いです。

まず被写体探しですが、ジッとしている猫を探すか、
猫を観察してスキャンするタイミングをうかがいます。
※猫が動いちゃうと失敗するので、最も大事な工程です。

良いタイミングで「STL Maker」

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