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iPhoneと3Dプリンターでウチの猫を立体化③

前回ローポリ化した猫モデル
背景やスキャンエラーのゴミポリゴンを削除して行きます。

①猫モデル以外の不要な要素の選択・削除

なげなわ

削除を始める前に
❶右上方の「透過」ボタンをオンにしておきます。
これで隠れたゴミポリゴンも一掃できます。
これを忘れると、面の裏側に隠れたポリゴンが残ってしまう事があります。

❷左上方に各種選択ツールがあるので、
これで、四角く囲ったり、投げ縄状に自由に囲って消したい部分を選択します。


選択したら、
deleteキーを押し、
表示されたメニューの一番上の「Vertices」を選べば、
面も辺も点も全部消せます。
最初は大雑把に消していき、細かいところは慎重に消す感じで進めます。

②猫3Dモデルだけになったら

猫モデルに穴がないか確認します。
この時点で穴がなければ、blender作業は終了です。
底の穴が空いていてちょっと心配でしたが、
私の使っているスライスソフト「Cura」は問題なくスライスしてくれました。

穴が有る場合は、ちょっとだけモデリングっぽい作業が必要になります。

③猫3Dモデルのポリゴン穴を塞ぐ

「透過」は必要に応じてON/OFFすると穴の選択しやすくなります。

・穴が沢山ある場合
穴が複数あって面倒な場合は、
なげなわ選択ツールを使って穴群を周辺ごと選択します。
Macの場合は「option+Fキー」を実行すると全部ふさがります。
Windowsは多分「alt+Fキー」

ただ、選択範囲を誤ると想定外の面が貼られたりもするので、
トライアンドエラーで調整します。

・穴が少ない場合
辺を一つ「選択」して「F」キーを押すだけで面を貼ってくれます。
Fキー1回押すと面が一つ生成されます、
更に連続してFキーを押すと、押した数だけ面が生成されるので、
ちょっとした穴であればこれで塞げます。(三角意外の多角形でも大丈夫)

これで穴が塞がれば、あとはスライスソフトの出番です。

手順モデラーからスライサー


④おまけ(底を大穴を塞ぐ)

今回、猫をスキャンする際、
猫が壁によりかかって寝ていたので、
壁面側はスキャンできず、大穴が開いてしまい、
調整が必要だったので、2時間くらいかけてコツコツ修正した。

ついでに塞がなくても良い、底の大穴も塞ぎました。
辺が整っていれば塞ぐのは簡単で、
「option+右クリック」で底面の一辺を選択してすると、
穴周辺が選択されます。

その状態で、「option+Fキー」を実行すると大穴を塞いでくれます。
Windowsの場合は「Alt+右クリック」「Alt+F」


スライスソフトで読み取れる形式で保存したら
今度こそ、blender作業終了です。
入力時と同じSTL形式で出力しましたが、
100MBを超えていたデータは500KB未満に減りました。



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