見出し画像

水漏れを報告したら、天井からとんでもないものが発掘された。


昔仕事で数週間ほど、とある地域に滞在しなければならないことがあり、家から毎日そこに通うのは色々と不便だったため、短期的にその近くのゲストハウスのようなところに住んだことがある。

そこは、昔小さなビジネスホテルか何かだったビルを改装した建物らしく、1階には共用で使えるキッチンやバスルームなどがあり、各階には4〜5室程度の個室があって、個室内には洗面所とトイレがそれぞれついているという、簡易的に暮らすには十分住みやすそうな物件だった。

部屋自体はそんなに広くないものの、きちんとリフォームされていて、綺麗なベッドや机、冷蔵庫なども備わっていた。
バックパッカーの人が何日か滞在していたり、もう2年はここに住んでるよという人がいたり、最近流行りだした定住する家を持たない人が自宅の一つとして利用したりするような、国際色も豊かでとにかく色々な人が集うような場所だった。

ちょっとした短期留学か旅行にでも訪れたような気持ちになりながら、仕事の現場にほど近い場所で、私は快適にそのちょっと不思議なゲストハウス生活を楽しんでいたのだが、ある日私はその部屋で衝撃的なものを見つける。


ちょうど1週間ほど暮らしたくらいだっただろうか。
雨が何日か降り続いていたのだが、私の借りていた部屋の天井の点検口のあたりから、水滴がしたたってくるようになったのだ。
結露か何かか、雨漏りなのかわからなかったが、天井のクロスも湿っているし、放っておくときっと大変なことになってしまう。

私はすぐにその管理会社に連絡をした。

「メンテナンス業者を向かわせますので、お部屋に入らせていただいてもよろしいですか?」

そう聞かれ、もともとその部屋に必要最低限の荷物しか持ってきていなかったので「どうぞ入ってください。仕事で在宅していないかもしれないですけど、勝手に入ってもらって大丈夫です。」と答えた。

そしてその何日か後、日程が決まり私の不在時にメンテナンスが入り、天井の漏水が止まった報告を受けた。
よかったよかったと思いながら家に帰ったのだが、部屋に入った私は驚いた。

ここから先は

1,977字 / 3画像

この記事が参加している募集

マンガ感想文

サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨