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「言いたいこと」と「伝えたいこと」の操り方


「言いたいこと」と「伝えたいこと」というのは似ているようで、大きな差がある。
この違いを正しく認識してコミュニケーションを取れるかは、普段の人との会話はもちろん、様々なビジネスの場面においても、かなり重要な能力であると思う。

職場に、いつもなぜだか人を勘違いさせてしまう同僚がいた。
その人は要領が悪いわけでもなく、割と仕事が早い方でもあったのだが、どうも話が噛み合わなくて二度手間三度手間になってしまったり、相手とのコミュニケーションがうまく取れていないなと思う時があった。
なんとも言葉選びが不器用なのだ。


その人はいつも、なんとなく自分の都合の方が強く伝わってしまいそうな、相手にちょっと不信感を持たれるような言葉選びをするのである。
特に社外の人、クライアントに送るメールなどは、後にbccで飛んできているのを見て「お、おぉ...」とハラハラする時も多い。

なんだかしれっとしているというか、相手が、ん?と思うような空気感をまとっていることが多いのだ。
何度かこういう文章にしたらいいんじゃない?などとさりげなく言ってみたりもしたのだが、その同僚からしてみると、事実を明瞭に言っているだけなのでもちろん悪気はないし、本人はそれのどのあたりが違和感になっているかというのがわからないようだった。

あなたの周りにも、わざとじゃないだろうになぜあえてその言葉を選ぶんだろう、もっとこんな言い方をした方が角がたたないんじゃないの?と感じるような表現をする人はいないだろうか。

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