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飲み歩いているおかげで進化の兆しが見えてきたかもしれないモジモジ星人


ここにも何度か書いているが、私は慣れていない人や店員さんと話すことがかなり苦手なモジモジ星人である。
咄嗟に言葉が出てこなくて「あ……」なんて言い淀んでフリーズしてしまうこともあるのでまたの名をカオナシとも言う。

しかし親しい仲の人に私にそんな性質があると明かすと、大体の人が「えー嘘だ、いつも普通にしゃべってるじゃん」なんて言われる時もある。
彼らが見ている親しくない人と話している「いつもの私」は、多分かなり前から「喋るぞ、喋るぞ」とある種の接客モードと同じようにスイッチを入れているか、またはお酒が入っているかのいずれかである。(後者が圧倒的に多い)


そんな私だが、知らない土地の銭湯を巡り、帰りに付近の居酒屋に一人で乗り込んで一杯(一杯?)引っ掛けるという、コミュ障にしては難易度高めな趣味を持ったおかげで、最近そのモジモジ癖がちょっと改善されたように思う。

いや、前述の通り居酒屋の場合は存分にお酒が入っているので以前とさして変わらないドーピング状態ではあるのだが、やはり「慣れ」「回数」って大事だなと思ったのだ。
知らない店での飲み歩きを始めてから、私はシラフの時でも誰かに話しかけられた時に今までのように必要以上にびくびくしたりおろおろしたりしなくなったように思う。
些細なことかもしれないが、私の中では結構大きな変化である。


そして先日、私はいつもの自分ならできないだろうな、という行動をした。
靴の修理のため、駅の構内などに入っている「靴も直せるし鍵も作れるよ!」というお店に立ち寄ったのだが、会計をしている時にふとカウンターの下を見ると、銀色の鍵が落ちていたのだ。

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