見出し画像

【風呂酒日和64-2】 鶴日和(つるびより)

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。


熱海湯からの帰り道。
駅前の方に戻りながらも脇道を覗いていい感じの気配がするお店をちらちらと見る。
ふむ、どこも雰囲気があっていいね。
でも中には結構仰々しいところも。そっか、神楽坂って書いてある。この辺は飯田橋じゃなくて神楽坂なんだね。

なんか神楽坂って聞くと一気に高級な気配してきて怖いな。
かといって別に飯田橋も乗り換えくらいでしか使ったことないので街の雰囲気もよくわかっていないのだが。


いろいろ見るもなんとなくどこも入りづらくてすごすご向こう側へ。
やばいぞ。このテンション。
このままモジモジが極まったらあそこの富士そばに駆け込んでしまいそうだ。
なんとか富士そばを見送り、橋を渡って駅の向こう側へ。

目星をつけていたところは通り沿いにあったため、ちらっと覗く。
ふむふむ、結構丸見えスタイル。お酒もありそうだけどもしかしたらごはんメインかも。
それよりも今そこに行くまでに見かけた地下への階段の方が気になった。
「居酒屋」と検索して出てこなかったが、改めて店名をマップに入れてみるといくつかメニューを見ることができた。なるほどいい感じ。
こっちの方が好みかも。
モジモジした時は路面店より地下のお店に惹かれる。
「鶴日和」。名前も「日和仲間」でなんだか親近感が湧いたのでここに決定。


階段を降りて扉を開ける。
「いらっしゃいませ〜」と明るいお姉さんの声がした。
すぐに手前にテーブル席があり、奥に広がっている感じのレイアウトだ。
おや貸切。ドキドキ。

ここから先は

2,703字

■どんなメンバーシップか 主に「ヒノマガジン」の読める範囲を広げるためのメンバーシップです。 メンバ…

眺めるプラン(ヒノマガジン)

¥500 / 月

覗き込むプラン

¥650 / 月

触れ合うプラン

¥1,000 / 月

包み込むプラン

¥2,980 / 月

この記事が参加している募集

#ほろ酔い文学

6,052件

サポート、嬉しいです。小躍りして喜びます^^ いただいたサポートで銭湯と周辺にある居酒屋さんに行って、素敵なお店を紹介する記事を書きます。♨🍺♨