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【風呂酒日和14-1】 万年湯(まんねんゆ)

【風呂酒日和(フロサケびより)とは】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。
https://note.com/hino_sou/m/m5fe912dcc57f


大通りから一本曲がると少し奥に続く道。
繁華街に突如現れるのが「万年湯」だ。

賑やかな周りとは一線を画し、そこだけなんだか情緒溢れる雰囲気が漂う。
いつものように靴をしまい、入口を入るとすぐ左手に受付があった。
シンプルな券売機が数台並ぶ。
受付にすとんとおさまるように座る店員。

ハンドタオルは一枚無料。もう一枚は50円でレンタルできる。
ボディソープとシャンプーは常備してあるとのこと。
良心的な価格設定に、私はタオルを二枚借りて、脱衣所へ向かった。


脱衣所もコンパクトだが、居心地がよい。
新しくも古い、古いけど新しい。
慎ましいこのレトロ感、なんだかあそこに似ている。
そう、あれだ、はすぬま温泉。
改装したデザイナーが一緒なんだろうかなんて勝手な想像をしながら身支度を整える。

(余談だが後から調べたら本当に一緒のデザイナーで、温浴施設専門にデザインや設計を手掛ける今井健太郎さんという方がつくった銭湯だった)


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