中学校の臨時教師として母校に赴任したひなたは、はしゃぐ生徒たちの間でポツンと座る無表情の一人の少年の冷たい視線の先に,、忘れかけていたもう一人の自分がそこにいる気がした。ひなたは…
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#エッセイ
笑顔を忘れた少年 ~ 苦い記憶と少年への手紙~
物語はこれくらいにして・・・わたし自身こどものころを振り返ってみると、自分が負の感情に捕らわれてるときに一番許せなかったのは実は周りで幸せそうに笑ってる人たちでした。
別にその人たちが悪いことをしているわけではありません。なかには無表情だった私のことを気にかけて声をかけてくれる心優しい友人もいました。
でも、その時にはそうした心優しい人たちの声でさえ聞く気持ちにはとてもなれなかったの