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育児は育自

 「育児は育自」って本当にそうだよな~と思わされることが保育中にあります。自己啓発本よりも。
保護者会でのお話を聴いたり、子どもと関わる中で自分が新しい感覚を手に入れたり、反省したり・・・・
 子どもと関わる中で”自分”というものにきちんと向き合わなければならないなとよく思います。

 よく、一貫性の無いかかわりはよくないと発達障がいの本などに書いていますが、それは本当でしょうか?
 ではその一貫性とは何でしょうか

いろいろ模索する中で”一貫性”という意味が分かったような気がしました。

 例えば、抱っこをしないと決めたら、もうどんなときでも抱っこしない!が一貫性のあるかかわりだと思っている保護者さんや支援者は多いでしょう。
でもそれは違うと思うんです。

 あなたが大好きで、いつでも抱っこはします。でも、悪いことをしたらそれは教えますよ!

のほうが一貫性があると思うんです。

1人の大人(支援者・親など)の人格に一貫性がないことがよくないのではないでしょうか。

 同じ状況下で、同じ行為をして怒るときと褒めるときがあるとしたら人は「どっちが本当だ??」と混乱してしまいます。
 関わる大人がきちんと自分を確立していないと、その子も芯の無い子になってしまうと思うんです。
抱っこはあくまで手段。

子どもの心の声を聞くではなく”聴く”ことがなにより大切にしたいことだなと日々思います。

 誰かと関わった時には必ず自分に反応が返ってきます。無視も一つの反応です。そうすると「自分の言い方、どうだったんだろうか」「相手はどうな風に感じただろう」など自分に返ってきた反応を通して、自分について考えるようになります。

 子どもはその反応をストレートに返してくるので、子どもとの関わりを通して学ぶことがたくさんあります。見返りを求めた愛情は子どもにはすぐにバレて 同じような愛情を返してきますし、無関心でいると子どももそのうちその人に飽きてきます。

 だから子育てって辛さも伴うのだと思います。
育児に参加する男性は、仕事も上手くいくようになるというデータもでています。
見守るだけが子育てではありません。
子どもも大人に与えられることがたくさんあって、それに大人が気づけた時に対等な関係が出来ているのだと思います。

お掃除係の実習を体験した保育士さん、きちんとした指導・教育を受けられずも頑張る支援者さん…など現場に困り感を持っている方へサポートすることで、子どもたちに還元されるものがあるのではと信じています。よろしくお願いします。