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氷の魔法は、時を止めるかのような。

今日の記事は、以前書いた、「氷の魔法」の第2弾です。

前回は、心を閉ざして・氷の中にこもったままだったので
ちょっと続きを書いてみたくなりました。

ゲームやアニメ、ファンタジーの世界にはいろんな魔法が
登場しますが、魔法の中で、氷の魔法が好きです。

過去に戻って、今をやりなおすタイムリープ(時間の魔法)
作品もありますが、氷の魔法は、過去に戻ることなく
今を変えてくれる
ようなところがあって好きです。

普段、あまり書かない文章なので、
読みにくいところがあるかと思いますが
それでは氷の魔法の世界へ。

私は、氷の魔法使い。
そう呼ばれている。

「フローティングシャワー!」

水色のオーロラが周囲を包み、氷の結晶が降り注ぐ。

世界は、停止したかのように静まり返る。

ただ1人、空中に浮かぶ氷の結晶の上を、
跳ねるように移動する。

まるで空を飛んでいるみたいで楽しい。

氷の魔法をこんな風に使えるなんて
あの頃は、思いもよらなかった。

「氷の魔法は、人を傷つけてしまう魔法。
傷つけてしまったときの感覚が、
溶けることなく残り続ける。
もし私が凍ったら、この苦しみも凍ってくれるのかな」

そう思っていたころが、懐かしいとさえ思える。

でも今は違う。

生きているかのような水のうねりが、
街に迫りつつあるのが見える。

街に押し寄せたら、人々は逃げ戸惑うだろう。

人を傷つけるためではなく、
人を救うために、
私は、私だけの氷の魔法を使う。

「フローズンクレープ!」

その刹那、世界が静まり返る。

凍りつくような銀色のクレープが、津波を包み込む。

そして口を開けた氷龍の彫刻のように、静止する。

人々は驚き、あたりは歓声につつまれる。

驚きと、喜びの声が、私まで届いてくる。

なんとか街を守ることができた。
ほっと胸をなでおろす。

街には、再び平和な日常が戻る。

私の心を凍らせて、
人を傷つけることしかできないと
ずっと嫌っていた氷の魔法。

氷の魔法が、いま人の役にたっている。

氷の魔法は、命をも凍らせる魔法。
これからは、命を守るために氷の魔法を使おう。

巨大な氷龍の壁は、まるで人々を守る守護者のようだ。
水があふれないように、少しずつ溶かしていこう。

水の時をすら止める、氷の魔法。

その氷の魔法が、私の凍っていた心を溶かしはじめ、
止まっていた時を、ふたたび動かし始めてくれた。

氷の魔法のコントロールの仕方を
教えてくれたあの人に、
いつか並んで歩けるように、歩きだそう。

終わり

少し着想をもらったのは、
アナと雪の女王2で、エルサが魔法で、街を守るシーンです。

小説みたいな文章はなかなか書けないので、
書いている人は本当にすごいなぁって思います。

最後まで、読んでくださりありがとうございます!

氷の魔法の続きはこちらです。よろしければお読みください。

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