創作大賞応募作品の感想記事。
駆け込みで、創作大賞
応募作品の感想記事に初挑戦です。
3名(3作品)のご紹介です。
RaMさん
彩りと心のしわあわせ
RaMさんの小説「彩りと心のしわあわせ」を読んでいて、
RaMさんの夢を思い浮かべました。
RaMさんの夢は、小説よりも
三カ月前に書かれた記事
「もし、いまのお仕事じゃなかったら•••」に描かれています。
小説「彩りと心のしわあわせ」の舞台となる
喫茶「カラフル」
RaMさんの夢が、小説として
具体的に描かれた世界だと感じました。
おばあちゃんが紡いできた
喫茶「カラフル」は
生きづらさを抱えた人が
ホッとできるような
サードプレイスのもっと先。
寄り添うような
心の拠り所。
みんな優しくて。
嫌な人が登場しない。
コーヒーにアイスココア
ナポリタンに和風ハンバーグ
卵焼きにお味噌汁・・
お料理が美味しそうです。
私は登場人物が多いと
読み進めるのが
難しくなるのですが
心和、そうたくんや、るいさん。
名前が覚えやすくて
読みやすくて
メモをとることなく
最後まで読むことができました。
カラフルな金平糖と
ミニカードのメッセージが
登場するたびに、涙が溢れました。
優しい世界をありがとうございます。
吉岡果音さん
ルシルのおつかい
現実世界のこととか忘れちゃうくらいに
何も考えずに楽しみたいなってとき
私は、ファンタジーを求めることが多い。
リアルではありえない世界が
ファンタジーには描かれていて。
そこに魅了されてきました。
果音さんの作品の中では
久しぶりの、女性主人公です。
五年!?五年!?
赤ドラゴンの卵一パック😆
お話が始まる前から
ツッコミどころ満載です。
お買い物リストには
"りんごとはちみつカレー"とか
どこかで見たような
見てないような
名前が並んでいて
現実では11歳の女の子が一人で
五年もおつかいの旅に出るのは
ありえないけれど。
だからこそ次に何が起こるのか
予想がつかない楽しみがある。
異世界転生とかと、また違った
ファンタジーを
ありがとうございます。
お買い物リスト欲しいです!
朝日みうさん
『君の不幸が消えないならば、世界をひっくり返すまで。』
私は「引き寄せの法則」とか
詳しくはないけれど
目に見えない「運」や
「幸運」を感じることがあります。
ここ数年は、何かに導かれているような
運が良いなってぼんやり思ったりします。
noteを楽しく続けられているのも
きっとそんな「運」のおかげかなって。
でも、その分、どこかで誰かが「不運」を
背負っているんじゃないかって。
『君の不幸が消えないならば、
世界をひっくり返すまで。』を読んで
「運」について考えさせられました。
何をやっても”幸運”な少女"朝霧あやめ"と
何をやっても”不幸”な少年"東茅早"
二人の出会いから始まる
千年越しの物語。
主人公の朝霧あやめは「幸運」だけど
毎日が一粒万倍日で大吉な感じでもなくて
学校にも、家にも、居場所がない。
「幸運」の代償として
誰かが「不幸」を肩代わりしているような
「幸運」という「呪い」に
苦しめられている。
朝日みうさんは、私と同じように
「小説が読めなくなった」
辛い過去があります。
でも辛い過去が「あやめ」や
「茅早」「美鈴」「朧」…
キャラクターに息づいていると感じました。
心の奥底から生まれた想いが宿っている。
「風車」や「勾玉」や「巻物」
日本の伝統や神話を感じさせるような
モチーフが素敵でした。
別の記事で、鬼滅の刃や、ジョジョ…に
ついて触れていて、連想するような
シーンもあって、マンガのように
楽しめました。
朝日みうさんが、いつかまた
小説が読めるようになりますように。
ありがとうございます。
初めての創作大賞応募作品の
感想記事でした。
私自身、創作大賞に応募していなくて
感想記事を書こうと思ったのが昨日のこと。
ギリギリになりました。
感想は今日じゃなくても
伝えられるけれど
書こうって気持ちが
強いときじゃないと
きっと書けないから。
他にも、読んで良かった
心を揺さぶられた作品は
いくつもあります。
(でも作者さんの意図からズレてたらとか
迷うと書けなくなります)
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
みなさんの毎日が
素晴らしいものでありますように。
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