見出し画像

創作大賞応募作品の感想記事。

駆け込みで、創作大賞
応募作品の感想記事に初挑戦です。

3名(3作品)のご紹介です。

RaMさん

彩りと心のしわあわせ

わたし(心和:ここな)は、初恋相手と思いがけない形で再会を果たした後も、気丈に過ごした。大学院を卒業し新たな一歩を進もうとしたその時、教授からとある手紙を受け取る。それから5年が経過してもなお、傷は癒やしきれずにいた。

不思議なお告げの夢を見た翌日、姉(彩芽:あやめ)から、とある依頼が入った。おばあちゃんの意思を引き継ぎたい姉は、どうしてもわたしの力が必要だと言うけれど…。

出逢う人の物語と、自分の過去、そして、かけがえのないおばあちゃんの意思がつなぐこの街で、「ありのままのわたし」を探しながら、新しい生き方(働き方)を見直し、ひとりの人として成長していく物語が、今ここから始まる。

彩りと心のしわあわせ 
あらすじ

「誰でも、輝きを持っているはずなんだ。その原石を、一人ひとりが見つけられていないだけ。まかせたよ。」

彩りと心のしわあわせ 
一行目

RaMさんの小説「彩りと心のしわあわせ」を読んでいて、
RaMさんの夢を思い浮かべました。

RaMさんの夢は、小説よりも
三カ月前に書かれた記事

「もし、いまのお仕事じゃなかったら•••」に描かれています。

小説「彩りと心のしわあわせ」の舞台となる
喫茶「カラフル」

RaMさんの夢が、小説として
具体的に描かれた世界だと感じました。

おばあちゃんが紡いできた
喫茶「カラフル」は

生きづらさを抱えた人が
ホッとできるような

サードプレイスのもっと先。

寄り添うような
心の拠り所。

みんな優しくて。
嫌な人が登場しない。

コーヒーにアイスココア
ナポリタンに和風ハンバーグ
卵焼きにお味噌汁・・

お料理が美味しそうです。

私は登場人物が多いと
読み進めるのが
難しくなるのですが

心和、そうたくんや、るいさん。

名前が覚えやすくて
読みやすくて

メモをとることなく
最後まで読むことができました。

カラフルな金平糖と
ミニカードのメッセージが
登場するたびに、涙が溢れました。

優しい世界をありがとうございます。

吉岡果音さん

ルシルのおつかい

【あらすじ】
ルシルが母からおつかいを頼まれ、
早五年。
魔法使いである母から依頼された
おつかいは、
「赤ドラゴンの卵一パック、
人型樹の実三個、夜行石亀の尾一束、
りんごとはちみつカレーの究極ルー一箱」
など、とんでもない内容だった。

きっと、これはおつかいではなく
魔法使いの修行の旅。

そう推察するルシルだったが、
魔法というより武術の技が
磨かれるいっぽう。

このおつかいには、
異なる意味が含まれている……。

旅の剣士ヒューや、かつて勇者と呼ばれ放浪の旅に出た父と遭遇する中、
ルシルの運命が動き出す――!

ルシルのおつかい あらすじ

おつかいを頼まれ、五年の歳月が流れていた。

ルシルのおつかい 一行目

現実世界のこととか忘れちゃうくらいに
何も考えずに楽しみたいなってとき
私は、ファンタジーを求めることが多い。

リアルではありえない世界が
ファンタジーには描かれていて。
そこに魅了されてきました。

果音さんの作品の中では
久しぶりの、女性主人公です。

"おつかいを頼まれ、五年の歳月が
流れていた。"

"赤ドラゴンの卵一パック"
"りんごとはちみつカレーの究極ルー一箱"

"ルシルが旅に出たのは11歳のとき"

ルシルのおつかいより

五年!?五年!?
赤ドラゴンの卵一パック😆

お話が始まる前から
ツッコミどころ満載です。

お買い物リストには
"りんごとはちみつカレー"とか

どこかで見たような
見てないような
名前が並んでいて

現実では11歳の女の子が一人で
五年もおつかいの旅に出るのは
ありえないけれど。

だからこそ次に何が起こるのか
予想がつかない楽しみがある。

異世界転生とかと、また違った
ファンタジーを
ありがとうございます。

お買い物リスト欲しいです!

朝日みうさん

『君の不幸が消えないならば、世界をひっくり返すまで。』 

<あらすじ>
何をやっても”幸運”な少女・朝霧あやめは、
自分の一族だけが”運がいい”ことに苦しんでいた。
そんな中、何をやっても”不幸”な少年・東茅早と出会ったことで、
あやめは一族の思わぬ歴史を知ることとなる…。
本当の幸せとは何なのか。
過去と現在を行き来しながら、その答えを探すとき。
時代は巡り、錆びついていた物語が、千年越しに再び動き出す。
やがてあやめが知ったのは、あまりにも悲しい茅早との繋がり。
茅早を救うために、あやめは世界をひっくり返す決断をすることとなる…。

『君の不幸が消えないならば、
世界をひっくり返すまで。』
あらすじ

あたしたちには消えない枷がある。

『君の不幸が消えないならば、
世界をひっくり返すまで。』
一行目

私は「引き寄せの法則」とか
詳しくはないけれど

目に見えない「運」や
「幸運」を感じることがあります。

ここ数年は、何かに導かれているような
運が良いなってぼんやり思ったりします。

noteを楽しく続けられているのも
きっとそんな「運」のおかげかなって。

でも、その分、どこかで誰かが「不運」を
背負っているんじゃないかって。

『君の不幸が消えないならば、
 世界をひっくり返すまで。』を読んで

「運」について考えさせられました。

何をやっても”幸運”な少女"朝霧あやめ"と
何をやっても”不幸”な少年"東茅早"

二人の出会いから始まる
千年越しの物語。

主人公の朝霧あやめは「幸運」だけど
毎日が一粒万倍日で大吉な感じでもなくて

学校にも、家にも、居場所がない。

「幸運」の代償として
誰かが「不幸」を肩代わりしているような

「幸運」という「呪い」に
苦しめられている。

朝日みうさんは、私と同じように
「小説が読めなくなった」
辛い過去があります。

でも辛い過去が「あやめ」や
「茅早」「美鈴」「朧」…

キャラクターに息づいていると感じました。
心の奥底から生まれた想いが宿っている。

「風車」や「勾玉」や「巻物」
日本の伝統や神話を感じさせるような
モチーフが素敵でした。

別の記事で、鬼滅の刃や、ジョジョ…に
ついて触れていて、連想するような
シーンもあって、マンガのように
楽しめました。

朝日みうさんが、いつかまた
小説が読めるようになりますように。

ありがとうございます。

初めての創作大賞応募作品の
感想記事でした。

私自身、創作大賞に応募していなくて
感想記事を書こうと思ったのが昨日のこと。

ギリギリになりました。

感想は今日じゃなくても
伝えられるけれど

書こうって気持ちが
強いときじゃないと
きっと書けないから。

他にも、読んで良かった
心を揺さぶられた作品は
いくつもあります。

(でも作者さんの意図からズレてたらとか
 迷うと書けなくなります)

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

みなさんの毎日が
素晴らしいものでありますように。

#読書
#小説
#HSP
#日記
#ブログ
#エッセイ
#コラム
#読書感想文
#ひいろ
#書く習慣




この記事が参加している募集

最後まで読んで頂いて、本当にありがとうございます! 少しでも、あなたの心に残ったのなら嬉しいです。