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学校に行けないのは実は脳からの危険信号だった〜不登校•対人恐怖症・自律神経失調症・非行•高校中退から国家公務員になった私が思うこと〜

先日ある興味深い本を読みました。
そこには、脳と不登校の関係という事が
書かれてありました。

フリージングと聞いて、ピンとくる人はいますか?

フリージングとは、学校に行かなくちゃいけないと
思っていても、とにかく体動かなくなることです。
子供に限らず大人も起こり得ることですよね。
会社でやりの越した事は沢山あるけど、
会社に行けず動く事ができない。
ベットから起き上がれない。

私も過去に何十回、何百回、と経験しました。

これって本当は脳からの危険信号なんです!!

これは脳の側頭葉の内側の奥にある
感情を司っている扁桃体の反応によるものだといいます。



苦しいこと辛いことがあっても、
最初のうちは我慢して学校や会社に行くけども、
あるところで脳の感情の回路が
無理だという結論を出してしまう。

私もそうでした。最初のうちは我慢して耐えて、
重い身体をひきづりながら一歩一歩と
学校に行ったのを覚えています。
でもある時から、1日も学校にいけなくなった。
その時、サボるな。どうせ仮病でしょ。と
よく言われることもありましたが、身体が
ベットに張り付いている感じがして、
なんでか、動けないんです。

実際に、これは
脳で起こっている、反応の結果だといいます。
こうすればいけるという、単純なものじゃなくて
脳が危険信号を出し、行けないという
結果をだしているんです。

目に見える傷がない限り、
痛いという感覚は本人にしかわかりません。
いくら周りが痛くないだろうと言っても
本人は痛いのだから、
それをいっても意味がないのです。
目に見えないところで大きな大きな傷が
あるのかもしれません。

本人が言っていることを、
まずお父さんやお母さんが
受け止めてあげて、信じてやるしかない。
いかに、こどもたちのありのままを受け入れて
あげるかというのがここでは
大事になってくるんです。

『今、ここ』のありようを安全基地として
受け入れてあげる。
それが何よりも大切なことで、
子供達を守ってあげることにつながると
私は思っています。

お父さんお母さんもすごく辛いと思います。
子供達の将来や進学のこと不安だと思います。
でも一旦それは置いといて、
まず学校に行けないことを行かない事を
受け入れてあげてほしいんです。
そして、子供達を信じてあげてほしい。
私のように屋上に立って
飛び降りようとする前に。
心がボロボロになって風邪をこじらす前に。

私は最近思うようになりました。
この多様性といわれる現代社会において
不登校は個性の現れ方の一つに
過ぎないと思ってます。
その子供たちの背後にはとても
豊かなありのままの豊穣があると思っています。
奥深い個性のあり方を伸ばすために
さまざまな工夫を私たち大人が子供達に
してあげるべきなのではないでしょうか。

今、世界にはさまざまな学びのあり方があります。
勉強だけではなくて、なんでもいいんです。
学校に行かなくても、
オンラインで学ぶ、ホームスクーリングをする。
フリースクールで学ぶ、習い事をする。
本当に色々な方法がある。

不登校でもオリンピック競泳の砂間敬太選手の
ようになることができるんです。

他にも不登校から大学に行った、会社員に
なったという話をよく聞きます。

私もある時から学校に行けない事を
母が認めてくれた事。
あなたならできる!と背中を押してもらえた事で
そのたった一言で今があります。

私たちが子供のありのままの姿を受け入れて
個々の可能性を信じ、
伸ばす取り組みをすることによって、
私たち大人も成長していくはずだと思っております。

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