カタハイデ・ワルツ

脳死肺移植を受けて生きています。

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ごあいさつ

 特発性間質性肺炎、闘病、移植手術、リハビリ、、、自らの経験をまとめたサイト『片肺はデフォである』の 管理人です。  ご意見やご感想がありましたら、コメント欄か、こちらのフォームにお願いします。  ツイッターアカウントもあります。

    • 区切り

      久しぶりの投稿になります。完全にサボりです。 しかし、その間に術後5年の節目を迎えることができました。大きな目標にしていたので、しみじみうれしいです。 この1年も思わぬ腫瘍マーカーの数値が出たり、不調があったりしたのですが、いずれも大事にはならず、検診の結果も「安定している」とのことでひと安心でした。 ホームページも更新を怠っていたのですが、情報を追加するなどしました。 noteについては、運営者の方針にちょっともの申したいところもあり、これからどうしようかと考え中で

      • 持ち越し

         定期受診は、ちょっと腎臓の値が悪い程度であとは特に変わりなしでした。先生によると、冬場は脱水気味になりやすいので、しっかり水分をとらないと、腎臓に負担がかかるとのこと。確かにエアコン+こたつは干物への道ですもんね。  予想通り陽性者が増えて来て、ここからいよいよ本番の様相になってきました。どう甘く考えても4月頃まで状況は良くならないと思いますので、春に向けて気を確かに持って過ごしたいと思います。  みなさまも、どうかよい年になりますように。 ーーーーーーーーーーーーー

        • 長い冬になりそう

           定期診察に行って来ました。街の様子は、大きなスーツケースを持った人が、増えている印象。これまでと違って、複数人で行動している感じです。出たな、Go To…。  受診は、呼吸器内科と循環器内科でした。いずれも、特に問題はないとのことで一安心でした。インフルエンザの予防接種について、聞いてみたのですが、今年は打ったほうがいいとのこと。去年までは、自分ではなく周りの人に打ってもらうようにとのことだったのですが。新型コロナウイルスは医師の考えも変えてしまうみたいです。  それに

          我慢の限界

           定期診察に行って来ました。薬を飲むタイミングを変えてもらって1ヶ月半ほど経ちましたが、特に問題ありませんでした。それは、「イトリゾール」という抗真菌薬なのですが、この薬のやっかいなのは、服用前後の2時間(つまり計4時間)実質飲食禁止なことです。例えば午後1時に昼食が終わると、3時のおやつはイトリゾール、その後も夕方5時まで原則何も口にできません。私はこれを約4年間続けてきたのですが、これだと午後は喉が渇くので、まともに動けないんです。外出先でお茶も飲めないというのも、地味に

          4年

           先日、移植後4年検診に行ってきました。結果は、特に問題なしでした。肺機能の数値的には、去年より良くなっているわけではないのですが、頻脈発作の不安が少なくなってきたので、体感的には良くなったと思います。  肺機能の回復は移植後1年がピークらしいので、このままどこまで維持できるか。もらった命なので、生きている間に、何かひとつでも世の中にお返ししたいと思って4年が過ぎたので、5年目は少しアクセルを踏んでいくつもりをしています。もちろん、無理のない範囲で。  そういえば、水泳の

          また始まった

          定期受診のために、まちへ。覚悟はしていたけれど、人出はかなり戻っていました。 病院の中は、前回まではなかったサーモグラフィーのチェックと問診票のダブルチェック体制になっていて、警戒感というか危機感が伝わってきました。まちなかの様子とは違い、やはりこのところの感染者数の増加が影響している感じです。 ただ、前回とは違い院内スタッフは、フェイスガード+マスクよりも身体の負担の軽い装備になっていました。毎日長時間することを思えば賛成です。 それにしても、政府は完全に景気優先に舵

          まだはもう もうはまだ

          まず、全国的な緊急事態宣言が解除されるのは良いこと。 しかし我らウイルス弱者は、じぶん緊急事態宣言継続中なので、しばらくは、世間とのズレに戸惑うこともありそうです。 先日、定期通院に行ったら、主治医の先生が初めてゴーグル姿だったんですが、外したときにくっきりアザみたいになっていて、現場の苦労を垣間見た気がします。この2ヶ月で厳しい場面がいくつもあったんだろうな。。 診察結果は、特に異常はなかったものの、血糖値(HbA1c)がいつもよりも高くなっていました。先生は特に気に

          まだはもう もうはまだ

          サイトを更新しました。

           病気になってから、体力的に無理ができないこともあって、大規模災害に対して無力感を味わうことが多くなりました。今回の新型コロナウイルス(COVID-19)も例外ではありません。ありません、ありませんが、情報発信くらいはできるというわけで、脳死肺移植の体験などをまとめたサイト『片肺はデフォである』に、新型コロナウイルスの関連ページを追加しました。  毎日流れてくる、感染者数や死者情報の「密」から距離を置いて、自分を守るために書きました。⇒ https://cms.e.jimd

          サイトを更新しました。

          選べるしあわせ

          先日、桜の開花に合わせるように定期受診に行って来ました。 NEWコロナの影響で、さすがに病院の中も外も人通りは少なめでしたが、この日は、呼吸器の他に循環器内科も受診したこともあり、院内での滞在時間は約6時間+薬局での薬待ち。それに通院にかかる時間が、公共交通機関を使って往復5時間ほど。結局ドア・ツー・ドアだと、計12時間くらいかかりました。(いつもは、10時間くらい) どうしてもウイルス感染を意識してしまうので、必要以上に緊張して疲れます。お昼は、直接手で触らなくて済むよ

          テヘペロ

           先日、定期受診に行って来ました。前回(先月)よりも明らかにマスクしている人が増えていて、採血の待合室でのマスク率はほぼ100パーセントでした。長イスに白いマスクをしている人が、ずらっと並んでいると、マスクに絵の一つでも描きたくなりませんか?  …今でこそ、こんな軽口も言えますが、今回の新型コロナウイルス騒動が自分が移植手術を受けた直前・後くらいだったら、恐らく毎日恐怖の連続だったと思います。実際、強迫性障害みたいな状態でしたから。  今も免疫抑制剤で抵抗力を下げている上

          対策に新型なし

           先日、定期診察のために病院へ行ってきました。ただでさえ、普段から人混みを避けているのに、インフルエンザが流行るこの時期に大きな街に出るのは気が引けるのですけれど、仕方ない。さらに、今回は新型コロナウイルス騒動の最中ですけれど仕方ない。  そんな気持ちで朝一番のバスに乗ると、田舎ではあまり見慣れない黒いマスクの中国人らしき二人組が目に入ってきて、一瞬ウッとなったけれど、これも仕方ない。みんな事情があってここにいるんだからと、その前を通って一番奥の席へ。  バスの次は電車。

          動悸は何ですか?

           肺を患い、初めて「突発性頻脈発作」(脈拍が突然全力でマラソンを走ったような状態になる不整脈)というのを起こしてからというもの、ドキドキがトラウマみたいになっています。循環器内科の先生には、心電図では深刻なパターンのものではないし、病気自体も珍しいものでもないといわれ、その都度安心はするのですけれど、あまり起きなくなった今も、やっぱりモヤモヤがとれない感じです。  そしてもう一つ、頻脈発作とはまた違ったドキドキする感覚(これも最近はあまり起きなくなりました)があって、今まで

          動悸は何ですか?

          今年は

           あけましておめでとうございますなのですけれど、元日からこたつに入ったら最後、ずっと眠くてなかなか目が開かない感じです。去年の今頃は、寒さとインフルエンザの大流行で、ずっと緊張していたのに。もしかしたら、術後ひと区切りついて、ちょっとした燃え尽き症候群みたいになってるのかも知れません。  こういう時は、次の目標に向かって早くスタートを!といきたいところですけれど、今年は気負わずスロースタートでいきたいと思います。とりあえず春までのミッションは「こたつ寝で風邪を引かない」に設

          振り返り

           今年は、自分の目標がいくつか達成できた年でした。  まずは、肺移植から丸3年を無事に生き抜いたこと、そして、その体験をまとめたホームページを作れたことは、自分の中でかなりの達成感です。  もちろん、病気の身にさえならなかったら、立てなくてもいい目標だったですけれど。  でもまあ、元気なときは漠然と、何歳までにはこれしたいとか、老後のためにあれしとこうとか、そんなことばかり考えていて、結局どれも実質先送りになっていただけだったので、自分と身体と向き合って現実的な目標を立

          あえいうえおあお

           以前からうすうす気付いていたことですが、わたくし、頬の肉が落ちてきております。  先日、甥っ子がプレゼントにもらったデジカメで、みんなの顔写真を撮りまくっていて、私もその被害?に遭ったのですが、そのデジカメのディスプレイには、これまで認めたくなかった自分がいました。  たくさん飲んでいたプレドニン(ステロイド)の量が減って、顔のむくみがとれて良かったなー、などと油断していたせいもあると思うんですけれど、やっぱりその間も身体は正直に歳をとっていたのです。  さらに振り返

          あえいうえおあお