選べるしあわせ

先日、桜の開花に合わせるように定期受診に行って来ました。

NEWコロナの影響で、さすがに病院の中も外も人通りは少なめでしたが、この日は、呼吸器の他に循環器内科も受診したこともあり、院内での滞在時間は約6時間+薬局での薬待ち。それに通院にかかる時間が、公共交通機関を使って往復5時間ほど。結局ドア・ツー・ドアだと、計12時間くらいかかりました。(いつもは、10時間くらい)

どうしてもウイルス感染を意識してしまうので、必要以上に緊張して疲れます。お昼は、直接手で触らなくて済むようなパンをコンビニで買って院内で食べたのですが、味わうより押し込む感じになってしまいます。血糖値ブースト状態。

私は、移植後の拒絶反応を抑える薬の血中濃度を一定範囲に保っておかないといけないので、基本的に4~5週毎の通院で採血・X線・診察のセットがもれなく付いてきます。ですが、先生と相談して次回の受診は8週先に延ばしてもらいました。

それでも大変と言えば大変なのですが、手術直後や術後の経過が安定していない場合などは、認めてもらえなかったかも知れません。実際、このような状況でも、臓器移植手術は行われているはずです。経験者の私としては、本人や周りの大変さがわかるだけに複雑な気分になります。

次の受診までに、感染被害が収束に向かっている保証はどこにもないですが、今の時点で自分の取り得る選択肢があるというのは、恵まれていると思うしかないのでしょうね。

これから更に、弱い立場の者ほど真っ先に自由がなくなることを痛感する日々になりそうですが、人任せにせず、できる限り自分で考えて行動するようにしたいと思います。

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 ■私の闘病と移植体験まとめ

『片肺はデフォである』 https://katahighde.jimdofree.com/

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