善意と善行が祈りと赦しを破壊する - 不条理と議論なき社会が目指す絶望 -
日本人の宗教観について以前に書いたことがる。
ここで書いたのは、欧米文化圏では絶対的で超自然である神に対する「赦し」があり、日本では八百万(やおよろず)の神があちこちに物質的に存在し、「有り難い」と感謝する構造だ。構造こを違えども、それは神ではない「人々が間違いを起こす存在である」ということを前提としている。間違いを起こしながらも、赦されたり、感謝することによって、日々を省みつつよりよく生きていくという"システム"になっている。
人は、聖人君子ではないから人なのであって、