【おうち英語】 かけ流しって意味あるの？という疑問について
「かけ流し」って意味あるの？
おうち英語をされてる方で
・かけ流しについて悩んでる人
・その効果に不安を感じている人
・かけ流しの効果的な使い方がわからない人
このような方が多いのでしょうか？
最近、SNSでも頻繁に話題にあがっていますね。
この記事では
英語の「かけ流し」について
私なりの考えを書き連ねていこうと思います。
「１つの考え方」として
きっと参考にはなると思いますので
ぜひ最後までお読みくださいね。
その前に、少しだけ自己紹介させてください♪
◇ 名前：ひで
◇ 子どもが大好きな3児のパパ
◇ バイリンガル子育て歴10年以上
◇ TOEIC 970点
◇ Kindle作家 (3冊出版/4冊目執筆中)
◇ NFTアーティスト (OpenSea/HEXAに出没)
◇ マルチ職種の会社員
◇ WEBサイトや動画も作れる
◇ サッカー、スノボ好き
さて、英語の「かけ流し」には意味があるのか。
結論を言うと
「それ自体に意味がないわけじゃないけど
それだけで英語力上がるわけでもない」
ということです。
※本記事で「かけ流し」と言う時、おうち英語界で最も一般的に使われる意味合いの「子どもは見たり、集中して耳を傾けている訳ではないけど、英語の音源を流し続けている」ことを指して言っています。
ほとんどの人は「かけ流し」を
『英語のインプット』の時間として
考えていると思います。
しかし、聞こえていた内容が
他の方法で意味と結びつかないなら
それは本当に子どもの中に
「インプット」されていると言えるのか。
この部分はよくよく考えてみる必要があるかも知れません。
その極端な例を挙げてみましょう。
350万人以上が使用した「スピードラーニング」では
なぜ英語を喋れる人が爆増しなかったのか？
(大半が大人のユーザーですが)
その理由を考えてみると良いんじゃないかなと思います。
スピードラーニングだけをどんなにやっても
英語を聞くことに慣れることはできても、
話せるようにはならないんですよね。
CMに登場した石川遼さんは
スピードラーニングだけを徹底的に実践して
英語が喋れるようになったわけではないでしょう。
何度も外国での試合に赴き、アメリカで生活し
他の勉強もたくさんしたことでしょう。
大量の「聞き流し」という方法は
ある程度の基礎があるかないかで
効果が変わってくるものです。
聞こえてくる単語の意味や文法を
ある程度知った上で「聞き流す」のと
何を言っているのか全く理解せずに
「聞き流す」のでは全く意味合いが違います。
子どもの場合も
基本的には同じことが言えるでしょう。
しかし、子どもが小さければ小さいほど耳が良いので
全く意味がないとは言い切れないのも事実。
特に０〜１歳までの間に
英語の音をたくさん聞かせるのは
英語耳を育てる上で大切な基礎になります。
しかし、忘れてはいけないのは
「かけ流し」のインプットだけでは
アウトプットにつながっていかないということです。
おそらく「かけ流し」をされているほとんどの家庭では
「それ以外」の取り組みもされていると思います。
その取り組みの中で、「かけ流しで聞こえていた内容」が
意味と結びついてアウトプットにつながっていくなら
「かけ流し」の効果を感じることができるでしょう。
しかしそれは「かけ流し」単体での効果ではないのです。
この１点について考えると
大手の教材は、音源とワークが連動していることが多いのが
優れている点と言えるかも知れません。
長期視点で見れば、子どもの語学習得は
❶聞く
❷話す
❸読む
❹書く
の順に習得していきます。
自分が見ていること
今まさにやっていることに結びついた音を聞く時、
子どもは一番よくその音を吸収します。
そして、それは自然にアウトプットにつながります。
これが１番自然な「インプット」と言えるでしょう。
しかし
・英語で語りかけできない。
・発音に自信がない
・忙しくて時間がない
など、さまざまな理由で
「かけ流し」をインプットの１つの方法として
取り入れている方が多いのではないでしょうか。
それ自体は否定しませんし
苦手でも時間がなくても
おうち英語を真剣に取り組もうとされている
姿勢を心から応援したいです。
おそらくここまで読んでくださっている方であれば
わかっておられることだと思うのですが
大切なことなので、あえて言います。
大切なのは「かけ流す」時間数ではありません。
英語習得に2000〜3000時間必要と言われますが
これはあくまでも参考値であって、
そもそも時間数にとらわれる必要はないんです。
英語圏で生活している人が
そんな時間数を気にしているわけがありません。
皆さんも子どもが日本語を覚えられるようにと
いちいち日本語を聞かせた時間数を
カウントなんてしないですよね。
もし「時間数が足りないんじゃないか」みたいな
不安やプレッシャーを感じてしまいやすいなら
時間数をわざわざカウントする必要は
ないんじゃないかなと思います。
子育てを楽しむことが１番大事ですし、
不安やプレッシャーを感じる必要のないところで
焦ってしまわないようにしたいですね。
しかし、時間を数えることが
自分のルーティンの確認であったり
モチベーションアップに必要だったりするのでしたら
カウントするのも良いのかも知れません。
要は、「自分がなぜそれをするのか」
これを自覚していることが大事なのでしょう。
また、英語の歌や動画をBGMとして流して楽しむため、
「おうち英語の雰囲気を作る」ためなどの目的で「かけ流す」のと
子どもに英語を吸収させたいと思って「かけ流す」のでは
根本的に意味合いが違います。
前者については何も心配することなく
どんどんやったら良いですね！
インプット時間として「かけ流し」をする場合
その効果を高めるためにできることはあるのでしょうか？
❶聞かせている内容が、子どもの基礎理解レベルとかけ離れないようにする
〜当たり前のことですが、子どものレベルに合わせたものを選びましょう。
❷聞かせている内容を、別の場面でも出くわすようにする
〜「あ、これCDで聞いたことある」という体験ができるとより良いでしょう。ちょっとした会話やYouTube動画、ワークブックなどさまざまな状況が考えられます。歌をかけ流しているなら、親が口ずさんだり、ハミングしたりするのも良いかも知れませんね。
❸聞かせている内容が、意味と結びつくように導く
〜「聞いたことある」から少しすすんで、「こういう時に使う言葉なんだ」と気づくことができると定着しやすくなり、アウトプットにつながっていくでしょう。
などなど、「かけ流し」の効果を高めるために
できることを少し挙げてみました。
これらを意識せずにできるような教材があれば良いですね！
（具体的に紹介できず申し訳ないですが・・・）
「かけ流し」だけやっとけば大丈夫！
みたいな極端な人はほとんどいないと思いますので
そこまで心配していないのですが
次の２つの点は
自分なりの答えを持っておきたいですね。
・なぜ「かけ流し」をするのか
・「かけ流して聞かせた内容」がアウトプットにつながっているか
「かけ流し」が「聞き流し」で
終わらないようしたいですね。
子どもが小さいときは特に
短期的にすぐにアウトプットに
つながるわけではありませんので
中期的な視点も必要になりますので
焦らずに続けていくことが大事ですね。
この記事を読まれる方でも
「かけ流し」という言葉の定義が
みんな違うと思います。
取り組み方も人それぞれ。
ですので、私の考え方に
異論・反論もあると思います。
僕自身これが正解とは思ってませんし、
自分の考えを誰かに押し付ける意図もありません。
ただ自分の考えを体験から述べたものです。
誰かの参考になれば嬉しいですし
一番の願いは『おうち英語』を
プレッシャーに感じずに子育てを楽しんでほしい
ということです。
ちなみに、我が家では意図的に
いわゆる『かけ流し』を一切せずに
バイリンガル子育てをしてきました。
「語りかけ」と「読み聞かせ」に
重点をおいてきました。
小学生になった子供たちは
しっかりとバイリンガルに育ってくれました。
ですので個人的には
「かけ流しは絶対に必要」とは考えていません。
しかし同時に
「かけ流しには意味がない。やらないほうがいい」とも
考えてはいません。
おうち英語において、何をどれだけやるか。
ある程度、量が必要なのは確かです。
しかし、バランス、楽しむこと、
『子育て』であることの本質など
忘れてはいけない大切なところは
しっかりと持つことが大事なのかなと思います。
おうち英語はあくまでも
『子育て』の一部分ですから。
子どもとの関係、関心、愛情、情熱。
こういう部分が、最終的には
方法論を上回るような気がするのです。
以上、掛け流しについて
個人的な考えを述べてきました。
今回の記事はいかがでしたでしょうか？
少しでも参考になることがあったなら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました！
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