インターネットがなかったら、の話。・8 23.5.25
困った。
すでに送った作品の扱いはどうなるのか。
そして、『一枚上手』の続きはどうすればいいのか……。
嘆いてもどうにもならない。
とにかく、自分だけでできる方法を考えねば。
というわけで、2008年、同人ダウンロードショップで個人販売することに。
最初は、まぁそこそこ売れたが(※当作者比)、そのうち
最初からえろいシーンばかりを書く人間ではない
ことが知れ渡ったのか、作品を出すごとに売り上げが下がっていく。
特に、「勇一・大吾シリーズ」においては、その傾向が顕著に。
それでも、「小説を書くのをやめよう」とは思わなかったが、モチベーションはめっきりと下がっていく。
この先の方向性に迷っていたところへ、突如信じられないことが起こる。
まさかの商業BLゲームシナリオ依頼。
(※18禁バナーがあります)
なぜ僕だったのか、いまだに不思議に思っている。
特に(ゲイ)雑誌に連載していたわけでもなければ、何か賞を獲ったわけでもない。無名中の無名。
「いや……『飛田流』って誰も知らないでしょ」と自分ですら思っていた。
ましてBLである。(異論は認める)
誰か他に書き手がいなかったのだろうか……。
もちろん辞退して別の方が書いたほうが、女性の共感は得られただろう。
そして、もしかしたら、最後までシナリオを書かせて「じゃそゆことで」とあっさり切られてしまう可能性だってなくはない。
けれども、僕としてもこのチャンスを逃したくなかった。
半信半疑のまま、僕はこの依頼を引き受けることにした。
(つづく?)
※この作品には男性同性愛表現が含まれており、18歳未満の方は閲覧・ご購入できません。
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