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考えがととのうマガジン

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状況に合わせて、自分の考えをスムーズに巡らせるための考え方を紹介しています。考え方はたくさんあって、自分に合う合わないものがあります。まるでサプリのようなものです。色々試しながら…
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#思考整理

苦手に向き合いたい時に使える「自分の得意を活かす」考え方

苦手なことは誰にでもあって、なんとかして克服したい時ってありますよね。しかし、真正面から苦手に取り組もうとすると、なかなか手が動かなくなってしまうことがあります。

そういうときに使える考え型として、得意なスキルを発揮するなかで苦手なことに向きあうというものがあります。

自分が得意で自然とやれることをやるなかで、その一部に苦手なことに挑戦する時間をつくります。小さい子供が、苦手な食べ物に挑戦する

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目的に沿った議論をしたい時に使える、議論の時間をあらかじめ区切るテクニック

目的に沿った議論をしたい時に使える、議論の時間をあらかじめ区切るテクニック

長い時間をかけて議論していると「あれ、こんな議論したかったんだっけ?」となることがあります。特に、新しい企画を考えようとか、改善点を洗い出そうなどの、発散的な議論のときに起きがちです。

議論をするときは、基本的には議論の目的を設定していると思います。しかし、時間が経って議論に夢中になると目的を忘れてしまったります。また、議論が白熱していると議論を止めにくくもなります。そうするうちに、目的からそれ

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思考がまとまらなくなった時に使える、抽象度の段階を意識する考え方

思考がまとまらなくなった時に使える、抽象度の段階を意識する考え方

抽象度の段階は細かく考えることができます。具体的すぎても抽象的すぎても、思考を整理することは難しくなります。なので、思考の目的に合わせてちょうど良い抽象度になっているか?を意識すると良いです。

たとえば、フォークについて考えてみます。抽象度を段階的に変えてみると、フォーク、洋食器、食べるための道具、人工物など、さまざまな抽象度で表現ができます。

何か食べ物を刺して食べたい人には、まさに「フォー

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良い考えをえるために使える、考え方を意識する方法

良い考えをえるために使える、考え方を意識する方法

なにかにとり組むときに良い考えが浮かんだら良いですよね。私は「考え」という結果をえるために、意識的に「考え方」を大事にするようにしています。

たとえば、研究の議論しているとき「何を調べたら良いか」とか「どんなキーワードで調べたら良いか」といった質問が出てくることがあります。たしかに、これを教えてもらえれば、すぐにでも調査に取りかかることはできます。ただし、テーマが変わったら誰かにまた同じ質問をす

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抽象と具体をセットであつかう考え型とは

抽象と具体をセットであつかう考え型とは

抽象度の高い思考をしていて考えが進まないときは、具体例を出しながら考えることで、解決できることがあります。

たとえば「家族をもてなすなら家族が喜ぶことをすれば良い」というような抽象度のアドバイスだけでは、具体的に何をすれば良いか?にはたどり着きません。そこで、「家族が喜んでいた具体的なシーンで、思い出せることは?」「それはいったい何が良くて、喜んでもらえたのか?」などと、具体例を考えながらだと、

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分かりやすいレポートを作りたい時に参考になる書籍たち

分かりやすいレポートを作りたい時に参考になる書籍たち

研究者やリサーチャーをしていることもあり、私はレポート書くことが多い方です。レポートの役割の一つは、目的に応じて調査や実験をした結果をまとめて、読み手にわかりやすく伝えて、読み手の判断をサポートすることです。

この「わかりやすく伝える」というのは、なかなか奥が深く、たいへん面白いです。この記事では、私がレポートを作るときに参考にしている、おすすめの書籍を3つほど紹介してみます。

イシューからは

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ふつうじゃないことを意識的に考えたいときに使える、引き算するという考え方

ふつうじゃないことを意識的に考えたいときに使える、引き算するという考え方

アイデアを出そうと頑張ってるんだけど、ありきたりなアイデアしか出てこない、という声を聞くことがあります。そういう悩みは古くからあるので、アイデアを出しやすくする方法はたくさんありまして、たとえば、オズボーンのチェックリストなどは有名です。今回は、そのなかでも引き算する考え方を具体的に紹介してみます。

引き算をしてから使いみちを考える最初に、考える対象の「なにが一番大切な部分か?」と問いかけて、そ

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