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目的に沿った議論をしたい時に使える、議論の時間をあらかじめ区切るテクニック

長い時間をかけて議論していると「あれ、こんな議論したかったんだっけ?」となることがあります。特に、新しい企画を考えようとか、改善点を洗い出そうなどの、発散的な議論のときに起きがちです。

議論をするときは、基本的には議論の目的を設定していると思います。しかし、時間が経って議論に夢中になると目的を忘れてしまったります。また、議論が白熱していると議論を止めにくくもなります。そうするうちに、目的からそれていきます。

こういう状況を避けるには、議論の目的が1つでも、議論時間をあらかじめ区切っておく方法があります。区切りがきたら議論の目的を参照しなおします。そして、目的の達成に向けて「現在はどこまで議論できてるか」「次の時間でどのような議論をしたら良いか」を確認します。議論の状況にもよりますが、感覚的にはだいたい20〜30分ごとに区切るのがおすすめです。

区切りがきたときに、議論は目的からそれているけど盛り上がってるということもあると思います。それは、別途議論したほうが良いものとして記録しておき、他の時間で議論するようにします。他にも、議論を進めてるうちにそもそもの目的を再設定したほうが良いと気づく場合もあるかもしれません。そういう場合は、当初の目的と再設定した目的との関係性を明確にした上で、新たに目的を設定して議論を進めたりします。

このように、時間で区切ることで目的を見直す機会を作ることで、長い時間の議論であっても目的に沿って進めやすくなります。まれに議論の目的があいまいなままスタートしそうな時もあるかもしれません。そういうときは、議論をはじめる前に目的を明らかにするところから始めましょう。

なお、議論の目的を考えるときは、ちょうどよい抽象度を意識することが効果的なこともあります。よかったら関連する記事も参照してみてください。

今回は、時間を区切って議論しやすい環境を整える方法を紹介しました。色んな考え型を試しながら、自分に合うものを見つけていきましょう。

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