抽象と具体をセットであつかう考え型とは
抽象度の高い思考をしていて考えが進まないときは、具体例を出しながら考えることで、解決できることがあります。
たとえば「家族をもてなすなら家族が喜ぶことをすれば良い」というような抽象度のアドバイスだけでは、具体的に何をすれば良いか?にはたどり着きません。そこで、「家族が喜んでいた具体的なシーンで、思い出せることは?」「それはいったい何が良くて、喜んでもらえたのか?」などと、具体例を考えながらだと、思考を進めやすくなります。
逆に、具体的な話で終始してなかなか思考が先に進まないときには、抽象化をして全体を俯瞰してみることも必要です。
たとえば「今日のご飯はカレーにするか、ハヤシライスにするのか」を考えていて、なかなか決まらないとします。そこで「今日のご飯で自分は何を満たしたいのか?」などと抽象化して考えてみます。そして「好奇心を満たしたいご飯にしたいな」とか思ったとすると、カレーでもハヤシライスでもない選択肢が出てきて、すっと決められるかもしれません。
家族やご飯など身近な話だと「何を当たり前のことをいってるんだ?」と思うかもしれません。しかし、仕事などで、自分以外の誰かのお悩みを解こうとしたりすると少し難しくなります。また、誰かと議論していると、ついつい相手の議論の抽象度に引っ張られるといった難しさもあります。なので、身近な例から少し練習しておくと、どんな状況でも扱いやすくなると思います。
今回は思考の型として、抽象と具象をセットで扱うことを紹介しました。色んな思考の型を試しながら、自分に合うものを見つけていきましょう。
#思考の型 #思考の整理
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