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いつだって語りかけてくれているカラダ。

ぼくら人間は呼吸によって生命を維持している。

吐いて、吸って

呼吸が深く、穏やかに行わていれば

カラダでは重心がさがり

こころは安定しやすくなるし

心身が健やかに保たれやすくなる。


意欲が湧かなくて

やりたいことも分からない

という相談を受けた。


実際に整体指導でカラダを観察してみると

呼吸を司る部位がすべて硬直していた。

呼吸が浅いと言うより

ちゃんと呼吸できていない状態。

よくカラダがパニック症候群などを現わさずに働けているなあと

驚くような状態だった。


呼吸がまともに機能していないんだから

当然、カラダから意欲など湧き起こるはずもない。

もちろん大あくびを最後にしたのはいつだったか思い出せませんて。


大あくびって

自分の身体能力の最大の呼吸の幅で行われる無意識運動。

呼吸筋が硬直していたり

顎が緊張して口を開けられませんなんて状態なら出来ない。


ぼくらは普段、無意識であくびを行っているもんだから

自分の日常生活からあくびが失われたことにすら気づけない。

あくびが失われたってことは

日常生活の中でポカーンとした時間が失われたことを意味している。

カラダが緩んでいく時間を失ったと言い換えてもいい。


すると自力で緩められない無意識の緊張が拡がっていく。

日々の生活の中でじょじょに拡がっていくから

拡がっていることにも気づけない。

「感じる」というセンサーは緩んでいないと機能しないのだから

「感じられない」麻痺が拡がっていると言ってもいい。


「感じられない」が勢力を拡げた結果として

やりたいことが分からない

好きなものが分からない

を生み出していく。


だからカラダとの対話を絶やしてはいけないの。

無意識の緊張と言っても

ぼくらは違和感や不快感、感情の乱れとして感じ取ることが出来る。

胸がざわざわしたり

息が苦しくなったり

肩が凝ってきたり

口の中が乾いてきたり

変な汗をかいたり

カラダはいつだってぼくらに分かるメッセージを発している。


反対に元気になっていくシンプルな方法は

〇〇がしたい

〇〇が好き

カラダから湧きおこってきた意欲に従って動いていけばいい。


自分が生きているあいだずっと一緒のカラダ。

人生の伴走者であるカラダは

いつだって語り掛けてくれています。











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