俳句入門書を決めました
わたしの投稿記事のなかでも、かなり多いのが俳句。ところが、先日初めて参加した句会(俳句を持ち寄って品評する集まり)で分かち書きはしない、という基本ルールも知らなかったことを教えられました。(5、7、5の間で改行や空白はいれない)
そこで、今一度初心に立ち返るために入門書をさがし、1冊選びました。万人向けかどうかはさておき、その本を紹介します。
一応、昨日の記事の続きなのでお時間あればこちらもどうぞ
わたしが決めた俳句の入門書
わたしが選んだ入門書はこの本です。
あら、TVのプレバトで有名な夏井先生の著作じゃないんだ、という声もありそうです。「俳句 入門」で検索すると夏井先生のご本が上位に出てきますものね。でも、ちゃんと理由があります。
少し話題はそれますが、わたしは基本的に読書はKindleを使っています。電子書籍です。理由は単純明快、物理的なものを増やしたくないからです。ちなみに、わたしのKindleはこれ。
子供もいないのにキッズモデルという意表をついた選択ですが、タイトルをよーく、ご覧ください。「1,000冊以上の子供向けの本が1年間読み放題」です。
本選びに便利なKindleの試し読み機能
種類は限定されますが、ただで本が読めるなんて魅力的。ただ、子供向け本はカラー図鑑系が多いのです。白黒の本機では全然読めませんでした。ハリーポッターシリーズなら文字中心なので、1年以内(といってもあと何ヶ月だろう)に読了しようとは思っています。
Kindleには、もうひとつ大きなメリットがあります。Kindle版書籍はサンプルダウンロードで試し読みできるものが多いのです。しかも、本によるのでしょうけど第1、2章くらいまで読むことができます。
そこで、2冊の俳句入門書を比べてみました。
「夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業」のよい点
ちょっとお値段高いですが、それが選択落ちの理由ではありません。むしろこちらの方が初心者によりそったわかりやすい内容だと思います。まず、ペンとメモ用紙、そして俳号(俳句を作るときのペンネーム)を決めましょうという出だしは思いもよりませんでした。仕事以外のPNは全部heureuseで通してきたので。まあ、俳号フランス語も珍しくていいでしょ。
その他には「堅苦しく考える必要はない」、「人生退屈しなくなる」など俳句の魅力と誘惑の言葉、その実例が満載です。それを対談者かつ初心者の編集者の方の視点を通して、感じることができる。まさに初めて俳句に触れる方にふさわしい内容だと思いました。
わたしが知らなかった分かち書きについても、序盤に「あれはTVの都合」と触れられてましたし。
「決定版1億人の俳句入門」を選んだ理由
わかりやすさでは大きな違いはないと思います。初心者との対談形式というテクニックを使った夏井先生の方がとっつきやすいかも、とは思います。
それでもこちらを選んだ理由は、「第1章 俳句の音楽」の内容がわたしにとって、納得しやすい内容だったからです。
著者の長谷川先生は、俳句を「17拍の文芸」だと説明されてます。17音でなく、17拍です。音楽の拍子の数え方と同じ、1拍、2拍と数えて、合わせて17拍。5・7・5という俳句の文字数を5拍、7拍、5拍のリズムとなぞらえて、17拍の定型のリズムとし、「その変奏がさまざまな句の音楽を奏でるのである」と説明されています。
そこが音楽学科卒のわたしには、ものすごくわかりやすく感じたのです。
なので、夏井先生と比べてどっちが上下というのはなく、相性のものだと思います。俳句を始めようと思ったきっかけが、言葉のリズムの面白さなら、長谷川先生の方がわかりよいかもしれません。
上5の部分が、6文字の字余りになることは少なくありません。長谷川先生は6文字でも5拍だといいます。音楽用語になってしまいますが、5拍6連符という解釈です。
同じ長さに多くの音数を入れるので、詠み人の切羽詰まった様子がよりよく伝わると説明します。なんとなく、どうやっても字が溢れるからと上5を気楽に字余りにしていた自分が、恥ずかしくなってきます。
勉強し直しのスタート
自分好みの教材も見つけたところで、勉強のやり直しを始めます。とかいいつつ、勉強の終わらないうちに未熟な俳句を披露することもあるかもしれません。何も変わってなかったら、コメント欄で叱ってください。
本書を熟読するのはいうまでもありませんが、出不精のわたしとしてはこちらにも興味あります。
選り好みはほどほどに、勉強させていただこうと思ってます。
サイトマップと自己紹介
◎わたしのサイトマップ(俳句以外もみてね!)
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本質的に内向的で自分勝手なわたしですが、世の中には奇人もいるものだなぁーと面白がってもらえると、ちょっとうれしい。 お布施(サポート)遠慮しません。必ずや明日への活力につなげてみせます!