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再開発我関せずや虫の声

広島市は、路面電車がメインの交通機関といっていいぐらい元気です。JR広島駅の南口再開発では、駅ビルに直接乗り入れるとか。

駅はたいていの街にとって通勤やレジャーのための起点で、観光客が最初に立ち寄ることになる街の施設です。それだけに、駅前は便利でにぎやかになっていくのが、普通です。さて、わが田舎町はどうかな

寂しさが否めない私電駅と地味に開発中のJR駅

私電の駅とJRの駅の間は、100mくらいしかありません。しかもこの2本の路線、平行に走ってます。私電の方が駅間隔が狭いので、近くなら私電に、遠くならJRという使い分けでしょうか。とはいえ、多少はカニバリズム(客の奪い合い)も起きているような気もします。

もともとは、町の中心の商店街が駅前から伸びていたので、かなりにぎやかだったことでしょう。合併して市制化して中心がずれてしまったので、商店街も駅前も寂しいものです

JRの開発計画

駅前の利便性をもう少し高めようはしているようです。何か小さなビルが建設中です。JRと資本関係はないかもしれませんが、画期のある建物が増えるのは大きなメリットです。

あと、今まで正面と思っていた方向でなく、裏方向の開発を視野にいれているようです。スーパーマーケットが1件、大型マンションが立っています。これまで未開の畑やら田んぼだったところを新興住宅地化し、道路のアクセスも便利になりつつあるようです。

わたしの散歩リサーチの圏外なので、詳しくはわかりませんが車でうろついている父によると新しい街を作ろうとしているようです。

結局、わたしの居住範囲周辺はやはり放置かな。かな。

近所の開発に対する考察は、こちらの記事にもあります。

再開発我関せずや虫の声

JRの表側に猫の額ほどの空き地が残っています。周辺の地上げが上手くいかなかったのかやらなかったのか、中途半端な土地です。

夕方その付近を通ると、秋の虫の声がにぎやかに聞こえるようになりました。

農家の後継者が減り、自然がどんどん大規模スーパーやマンションになっていく開発有利の構図ばかりが話題になります。しかし、このようになんの都合が合わなかったのか、ぽっかり残った空き地があることにちょっと驚きを感じました

虫の寿命は人間より遥かに短いはずです。文部省唱歌の「虫のこえ」で歌われる「やれマツムシが鳴いている」のマツムシは、大きく響く鳴き声が特徴ですが、成虫になってからは数ヶ月です。そんな短命の虫たちが、人間の営み(再開発)を何も気にかけることなく、歌っている。そんな意味です。

あるいは、我を地主さんとして詠むと意味がちょっと変わります。誰が土地を売ってやるか、と鼻で笑いながら虫の声を愛でているような句になります。

こういうダブルミーニングみたいな句づくりがいいのか、悪いのか、といわれると多分反則だろうなぁ。と思いつつ、そのまま載せてみます。

どっちの立場ならどう詠むべきか。今日のところは宿題にさせてください。

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今日もおつきあい、最後までありがとうございました。

あの電車でどうやって殺人するのか、想像もつきません。西村京太郎氏おそるべし。

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