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画廊と美術館の違い(前編)

※この記事は前編・後編に分かれますが、単独でも読めます。


どちらも絵が飾ってあって鑑賞する場所であるが、それぞれの役割は大きく違う。そして混同することによって、アートの敷居が高く感じたり、認識のズレの原因となっている。

美術館の定義

美術館(びじゅつかん、英: Art museum、西: Museo de arte)とは、博物館の一種[注 1]であり、美術作品を中心とした文化遺産や現代の文化的所産を収集・保存・展示し、またそれらの文化に関する教育・普及・研究を行う施設である。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8)

美術館の主な目的は、保存展示研究である。作品の公開展示は主な目的のうちの一つに過ぎない。

画廊の定義

ギャラリー(gallery, art gallery)は、美術作品[1]を陳列・展示したり販売したりする施設や組織。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC_(%E7%BE%8E%E8%A1%93)

画廊(ギャラリー)の主な目的は、販売である。

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