いちご綿飴

もしかしたら、すぐそこですれ違ったかもしれない生き物です。 小説もどきや、詩を書きたい…

いちご綿飴

もしかしたら、すぐそこですれ違ったかもしれない生き物です。 小説もどきや、詩を書きたいのでページ作りました。 たまには日記とか思った事も。 目に止まったら読んでください。 そして想いが伝われば、嬉しいんだと思います。 くくく。

記事一覧

路地裏の王子 5話

蓮はどこで産まれ、何をしていたか。 部活は何をしていたの? 学生時代はモテたんだろうな。 俗に言う「ホストクラブNo1.億を稼ぐ男!」 なんてのがピッタリな男。 でも..…

いちご綿飴
1か月前
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路地裏の王子 4話

今日もしっぽりと夜に包まれる。 カウンターで蓮が微笑む。 「明日の休みは何してる?」 「全然予定はないです。」 「じゃあ一緒にどっか行かない?」 行くに決まってる…

いちご綿飴
1か月前
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路地裏王子 3話

「今日は、大切なお客様が来るからお茶お願いね」 もう聞きたくないほどに聞き飽きた声が、朝から響いている。 どうせなら子守唄のような優しい囁きがあれば、1日は変わる…

いちご綿飴
1か月前

路地裏の王子 2話

夜のネオンの相乗効果によって 蓮の偏差値はかなり上がっている。 まるでシャボン玉が飛んでいるように、キラリとフワリが漂っていて。 こちらをみて笑った。 ドーン…

いちご綿飴
1か月前
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小説 『路地裏王子』

開演前 今日も疲れた。 仕事柄、一日中幸せ仮面を被り 楽しそうに笑ってみせる。 大して嬉しくないのに嬉しいふり。 悲しくないのに同情ぶり。 もうたくさんだよ…

いちご綿飴
1か月前

えー始めちゃったけどwww

いちご綿飴
1か月前
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路地裏の王子  5話

路地裏の王子 5話

蓮はどこで産まれ、何をしていたか。
部活は何をしていたの?
学生時代はモテたんだろうな。
俗に言う「ホストクラブNo1.億を稼ぐ男!」
なんてのがピッタリな男。

でも..
何人と付き合ってきたの?
「ん?数えた事ないから」
どんなタイプが好み?芸能人で例えるなら。
「特にないかな〜好きになった子が好みかな」
どんな髪型が好み?
「似合っていれば何でもいいから」

考えてみたら、会話なんてつまらな

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路地裏の王子  4話

路地裏の王子 4話

今日もしっぽりと夜に包まれる。
カウンターで蓮が微笑む。

「明日の休みは何してる?」
「全然予定はないです。」
「じゃあ一緒にどっか行かない?」

行くに決まってる。

だけど私には抵抗があった。
まだまだ何も知らない蓮と遊ぶ事に。
でも、遊んでいくうちにわかって来る事もある。

逆に言えば黙ってみていてもわからないし、遊んでみなければわからない。
そんな言い訳を並べて、遊ぶ理由にしたのだ。

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路地裏王子 3話

路地裏王子 3話

「今日は、大切なお客様が来るからお茶お願いね」
もう聞きたくないほどに聞き飽きた声が、朝から響いている。

どうせなら子守唄のような優しい囁きがあれば、1日は変わるのだろうか。
浮かれすぎて仕事にならないか、申し分ないほどに仕事完璧人間になれるのか。

まぁないものを考えるとか想像するとか。
日常に絶望を呼ぶだけなのだ。
それでも ほんの少しでいい。
夢をみていたい…

苦痛だった8時間労働を

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路地裏の王子    2話

路地裏の王子 2話

夜のネオンの相乗効果によって
蓮の偏差値はかなり上がっている。
まるでシャボン玉が飛んでいるように、キラリとフワリが漂っていて。
こちらをみて笑った。

ドーン。。
撃たれてしまった。
俗に言う一目惚れに。

一撃は、全身に媚薬が回り巡った気がした。

バックヤードにマスターに呼び出されて。
簡単な勤務説明を聞く。

「まあ、こんなとこ。明日から来てよ」
「ぢ

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小説   『路地裏王子』

小説 『路地裏王子』

開演前

今日も疲れた。
仕事柄、一日中幸せ仮面を被り
楽しそうに笑ってみせる。

大して嬉しくないのに嬉しいふり。
悲しくないのに同情ぶり。
もうたくさんだよね。

人影もまばらになった夜更けに。
隠れバイトへ向かう。

温泉街にある路地裏の小さなスナックだ。

小さい頃から家庭の温かさが足りなかったからなのか、とても優しいママに憧れて即決したお店。
マスターと仲良く2人で経営し

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