HSP HSC「HSCが外出する時の3つのポイントとは?」
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今日はですね、電車に乗って外出をしていたんですね。(2020/8/28)
先ず気づいたところは私はですね、毎回決まった道を歩いて最寄りの駅に行くんですね。
思い返すと、長く住んでいても近所には「あまり通ったことがない道」というものが結構昔から多くあるんですね 。
特別方向音痴ということでもないと思いますので、方向音痴ということとはまた別な気がします。
普段自分が「安心して通れる道」を常に探しているような感覚で道を歩いているんですよね。
例えば「ここからこういったら近道になるのかな?」と考えたりもするんですね。
その案を実行に移すより、「いつもと同じ道を通って安心感を感じて歩いていこう」と思う気持ちを優先して歩いていることが多いのですよね。
さらに、見知らぬ駅とかに降りた時にはあらゆる情報が入ってきて、「まずはどの情報から入手していけばいいのか?」と意識を敏感に働かせてあれこれと考えていることに気づきます。
「今自分がいる場所はどこなのかな?」
「どこから出口を見つけてどのように進んだらいいのかな?」
というように一度にいろいろと考え出してしまって、頭の中がパンクするような感覚になってしまったりするのですよね。
今はスマートフォンがとても私にとっては心強いです。
そういった新しい場所などに行く時には、Google マップとかそういったものを使ってナビゲーションを活用しています。
ナビがあるとですね、まず安心しますよね 。
このように自身の外出時の行動を少し振り返ってみたのですが、無意識で私はあらゆる刺激を受けないように工夫や選択をしていたり、安心・安全を求めながら生活していることに気づきます。
HSPの人は少し外出時の自身の行動を振り返り、自分がどんな刺激に普段敏感に感じているのかを振り返ってみると「私はこんな事を感じていたのかも」と無意識の部分を再発見できることもあるかもしれないですよ。
今日はですね、そんな自分の外出をする時の意識について少し振り返ったりしていました (^^)
1.HSPについて
まずHSPについてお話ししていきますね。
1990年代にエレイン・アーロン博士によって高敏感性の研究がされていました。
科学的な専門用語としては感覚処理感受性(SPS)と呼んでいます。
そして博士はその敏感性の値が高い人を
HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン)人一倍敏感な人。
HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供と呼んでいます。
エレインアーロン博士自身もHSPで、博士の子供もHSCだったようです。
【HSP】
• HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン )人一倍敏感な人
• HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)人一倍敏感な子供
• HSS (ハイ・センセーション・シーキング )人一倍敏感な人・刺激を求める人
そして、博士によると全人口の15%~20%がHSPと言われています。
5人に1人がHSPということになります。
そしてさらにそのHSPの30%の人口の約6%が HSS(外向型・刺激を追求するHSP)という気質の人もいるとされています。
HSPは精神医学で言う病名ではなくて、あくまで気質というものになります。
さらに他の種族100種類以上にもHSP気質は存在したことを発見したそうです。
これらは生まれ持った脳機能に関係しているようです 。HSPの人は脳の扁桃体。
危険を判断する部分の働きが、生まれつき強く不安・恐怖そんな部分を感じる神経回路も敏感に働くためなんですね。
【HSPの四つの性質】
①深く考え事をする
②常に刺激を受けやすい
③共感力が高く、感情の反応が強い
④些細な刺激を察知する
HSPについては、 気になった方はエレイン・N・アーロン博士のサイトをチェックしていただけると良いと思います。
アーロン博士のサイトではHSP診断もできます↓
今回は主にHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)にフォーカスしてHSCの特性を探りながら。
私自身も HSCだったことを踏まえて、その体験や経験をお伝えしていきたいと思います。
私の主観でお話していくこともあります。
そのように聴いて頂けると嬉しいです 。
この記事を通じて。
今敏感気質に悩んでいる方。辛い方。
身近にいる人への理解になったり。
それぞれが生きている世界が少しでも安心できて。
優しい世界になってほしいと願っています。
又、HSPの情報交換、新しい気づきとなることに繋がっていけたらと思います。
2.HSCの外出する時の3つのポイント
人一倍敏感な子供は新しい場所へ行けば、環境変化から受ける刺激も強くなるのでその場所から様々な刺激を一度に感じていて、人一倍疲れてしまったりとしています。
◆HSCの外出する時の3つのポイント◆
①1日に何回も外出はしないようにする
②どこに行くのか・どれくらいの間外出しているのかを伝える
③車内の環境に気を配る
①1日に何回も外出はしないようにする
• 人一倍敏感な子供にとって、ちょっとした買い物とかちょっとした用事も疲れるものなんですよね。例えば車は乗り降りから。またはそのストップ&ゴーの動きの揺れとかですね。あとは窓の外を流れていく景色等。どれもHSCには刺激の強いものになっていたりします。また、その目的地は初めていく場所であれば、そこからの環境から受ける刺激も、とても強いものになって、お店であれば店内の空気、そこにいる人の多さとかから受ける刺激。そんなところからですね、とても辛い思いをしたりすることがあります。大人にとってはそこまで気にしなかったりする部分かもしれませんが、人一倍敏感な子供にとっては外出先の初めての場所はとても強い刺激になる可能性があるんですね。なので1日に何回も外出するということは避けるということですね。多くても2回ぐらいにするといいと思います。
②どこに行くのか・どれくらいの間外出しているのかを伝える
• これは子供にはどこに行くのか。その行き場所を伝えてそしてそこにはどれくらいの時間滞在するのか。そんなことを伝えておくということですね。これはお互いの約束ということになるので、簡単に破ってはいけないものになっていきます。子供はその約束があるので、安心して外出するということができるようになれるんですね。約束を果たせないと、子供にとってはですね、それこそ不信感となってしまうので、その約束は必ず守るようにすることですよね。どうしても予定通りに行かなかった場合はその理由を説明してあげることですよね。まずはどのような場所なのか、そしてどれくらいの間そこにいるのかを伝えておくと、その子もその未来の様子を想像できるので安心感が生まれてくるんですね。
③車内の環境に気を配る
• 例えばまず、車に乗る手順などを決めておくのがいいかもしれません。「まずはここに座って、シートベルトを締めて、車は動くよ」といった感じです。ちゃんとそのように子どもに伝えておくと、子供は「そのようにすればいいのか」と安心して車に乗ることが出来るんですね。また、長時間のドライブの時は30分から1時間に一度は休憩を取ったりとか。ただ、予定の関係上ですね、早く目的地に近づきたいなというような考えもあるかもしれないんですが、なるべくそういった休憩をこまめにとって行った方が、長い目で見ると良かったりするんですね。 そして休憩する時は、できれば車の外に出て気分転換をしたりとか。 また、車の中では子供が退屈していないか。逆に刺激を受けすぎていないかな?というところに注意してみると良いと思います。会話をしたり、ゲームなどをしたり。音楽をかけたり歌を歌ったりとか。窓の外を見たりとか。逆に黙って静かに過ごしたり。行動を変えながら子供が受けている刺激に対して意識を向けて、調整していくことがいいかなと思います。
私自身はですね、昔から外出は苦手でした。例えば車で30分くらい走って大型のデパートとかに行くということも、とても苦痛だったんですね。
その車の中にいる自分がとても不安になったりしました。車という乗り物自体もとても「怖いなあ…」というような意識もあったようです。
急ブレーキの経験したことがあったので、それを思い出してしまったりするとですね、「またそのようになったらどうしよう…」と車に乗っている間は思っていたりするんですね。
そして安心して目的地についても、その場所の人の多さや、「一体トイレはどこにあるんだろう?」というような不安感や環境からくる刺激の部分にとても強い影響を受けていたと感じます。
その空間を歩いただけでも疲れてしまったり。外出から帰宅後はぐったりしてしまう。そんなことがよくあったんですね。
HSCでなくても、子供はちょっとした行動に対しても、敏感なところはあると思うんですね。
人一倍敏感な子供はとくにいろいろな環境変化、そして自分の内側で沸き起こってくるそういった気持ちからの刺激に対して、人一倍刺激を受けてる可能性があるんですね。
今回の3つのポイント等をあらかじめ意識してみることで、子供との外出についてこれらの刺激を想定しておくと、HSCにとって安心して外出を楽しむことに繋がると思います。
今回は「HSCの外出する時の3つのポイント」についてお話しさせていただきました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたお逢いしましょう(^^)
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今回の記事でも参考にしているエレイン・N・アーロン博士のHSCの本です(^^)↓
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