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治療家のための文化人類学〜プラグマティズム〜
治療家のための文化人類学を執筆しています、
花田隼人(@hokkaido_wakate)です。
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今回は、
実利主義とも呼ばれる哲学
「プラグマティズム」を解説します。
施術や治療における理論と
どう向き合っていくかを考える
ヒントになり得る哲学です。
お時間を取っていただき
ぜひ最後までお読みください。
![](https://assets.st-note.com/img/1716917298892-sk3rGRCtjm.jpg?width=800)
理に適っていないものごと
患者の苦痛を
和らげようとするなかで、
その手段は必ずしも
正しい科学に基づいた
バイオメディスンである必要はありません。
苦痛に対する治療として、
ロウソクに火をつけて
祈りを捧げる文化もあれば、
神様にご馳走を捧げる
歓迎式をすることによって
疫病の収束を図る文化もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1716912110781-McZNegsrRF.jpg?width=800)
当然我々のような治療家が、
エビデンスなど皆無のなか、
徒手的な矯正やマッサージ、
テーピングや鍼灸を行って
苦痛を和らげることもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1716912126916-cduY6Cgt1B.jpg?width=800)
このように、
「完璧に理に適っているとは
言いがたいプロセス」
を介しても、
「事実」として治療上の変化を
起こしてしまうことがあります。
では、
このような理に適っていない
「非合理的な結果」は、
「理に適っていないから」と、
排除されるべきものなのでしょうか?
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