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【読書note】 益田ミリさんの 「マリコ、うまくいくよ」 を読んで

何ヶ月間か読み途中になっていた益田ミリさんの単行本「マリコ、うまくいくよ」をようやく読み終えた。(4月に茨城に引っ越してくる直前に読み始め、その後はバタバタしていたせいもあり中々読み進められていなかったので、読み終えて一安心。)


あらすじ

働くって、なんなんだろう。「今日も会議で意見が言えなかった」社会人2年目のマリコ。社会人12年目のマリコは「〈会社用の自分〉に、自分がのっとられそう」と感じ、社会人20年目のマリコは「後輩は増えるけど、年上の実感ってない」と思う。同じ職場を舞台にすれ違う20代、30代、40代の3人のマリコたち。大丈夫、きっとうまくいくよ。読めばじわりと勇気が湧いてくる、お仕事漫画登場。

『マリコ、うまくいくよ』特設サイト(https://www.shinchosha.co.jp/mariko/index.html#topics)


感想

自分の年代にあてはめると、「社会人12年目(30代)のマリコ」と同じになる私。会社での自分は、新人でもなければ大ベテランというわけでもない立場。仕事は大変なことももちろんあるけど、そつなくこなせてしまう自分もいる。そんな自分を30代のマリコと重ねて読んでいて、共感する部分が多かった。

一方、(まもなく訪れるであろう)社会人目20年目のマリコとも重ねて読んでみたら、それはそれで共感できる部分もあった。例えば、年下の後輩が増えていく中で、後輩にとってお手本となるような理想の先輩にちゃんとなれるだろうか?そうやって漠然と不安を感じてしまう自分がいた。

そんな「言葉ではうまく言い表せない」ようなふわふわ宙に浮いたような心情を、やわらかい漫画イラストに文章を添えて表現してくれている。悩みをバシッと解決してくれるというよりは、本を通して「そうだよね、そんなこともあるよね」とやさしく共感してくれるような、さりげなく背中を押してくれるような一冊だと思う。

どの年代の方にも共感できる部分があると思うので、働く女性の方年齢問わずぜひ読んでみていただきたいです。


最後に

上で紹介したこの本の特設サイト、私は読み終わったあとにこのサイトの存在を知った。益田ミリさんの絵のタッチがほんわかしていてとても癒やされた。この本を読む前にちらっと覗いてみるのもいいかもしれません。

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