心臓超音波検査を受けた。自身の鼓動を目にするのは、なんとも不可思議な気分だ。どこかくすぐったい。 それが変わったのは、弁を見たときだ。拍動に合わせ、大きく開き、あるいは窄まる弁。その力強さに過ったのは噴火で、この力がわたしを生かしている。そう思うと、恐ろしささえ感じていた。