心エコーで何がわかるの?
こんにちは。
循環器病院で臨床検査技師(超音波検査士)として働いている「ビアンキ」です。
次回、心エコーありますと患者さんへ伝えたときに、患者さんから心エコーってどんな検査?って質問される事ないですか?
そんなとき、どうやって答えますか?
また、新人技師さんは、検査を実施する前に、どんな検査ですよと伝えて、検査の協力を得ますか?
今回は、心エコーってどんな検査?という問いを深めたいと思います。
↓ 私は、こんなことを伝えてから検査をしています ↓
超音波とは、人間の耳では聞こえない高い周波数の「音」のことです。
やまびこのように、音が反射する原理を利用しています。
音を利用しているため、放射線のように被曝をすることはありません。
心エコーでは、プラスチックでできたプローブ(探触子)を胸から心臓に向けて超音波を発生させ、心臓から跳ね返ってきた超音波を受信し、画像処理をしています。魚群探知機みたいなものです。
心臓の大きさ、かたち、弁や壁の動きなどをしっかりと観察していきます。
プローブと体の間に空気があると、超音波がうまく体内に伝搬されないため、ゼリーをつけてプローブと体を密着させます。
また、超音波は骨も通す事ができません。
肋骨と肺を避けながら心臓を観察するため、検査の途中でプローブを強く押したり、体を傾けたり、息止めをお願いする事があります。
痛かったり、気分が悪くなったりした場合は、すぐにお声がけ下さい。
では、検査を始めます。
といった感じです。
実際には、もう少し、簡略されています。
ぜひ、皆さんでカスタマイズしてみて下さい。
逆に、もっといい表現があったら、こっそり教えて下さね。
伝えて欲しいこと5点セット
1. 超音波は音の反射を利用しています
2. 被曝の心配はなく、安心です
3. ゼリーが体につきます
4. 検査は約20分前後です
5. 息止めなど検査の協力をお願いする事があります
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?