絵本の表紙をひらく瞬間が好きだ。 本の表紙とともに、私のこころを覆っている表紙をひらき、こころに直接絵本を読ませているようだ。たまに信じられないほど、こころが動く。泣く。笑う。 字だけの本と違うのは、絵が視界いっぱいに飛び込んでくること。 絵の持つ魅力を十二分に感じる。