5分の習慣

#5分の習慣 を始めてから半年たった

昨年(2020年)の7月から、#5分の習慣 というのをやり始めて、半年くらい経った。毎日5分だけ使って文章を書き、Twitter で報告するという活動だ。 SF創作講座の最終課題の直後にやりはじめた。写経をしたり、描写の練習をしてたり、と活動の内容は変わっている。最近は Twitter のトレンドに入ってい…

2020年でやったことを振り返る

去年の年初にやりたいことをnote記事から、一年が経った。 #5分の習慣 というハッシュタグでツイートしながら、ゆるゆると続けてみた。反応がすくないってことは、才能がないんだろうなという思いを持ちつつ、ここで止めるのは、いやだなと感じながらの一年だった。 ただ同じことを繰り返すのは惰性…

ことばスケッチ 5 「疎外」

立食形式の宴席の、隅のほうの丸テーブルのもとへ、彼女がまっすぐ歩いてきた。 深い絨毯に、ヒールを持っていかれることもなく。 彼女が到着すると、丸テーブルの周りの空気が、いきなりがらり入れ替わった。明らかに私とはちがう香りを、彼女は運んできた。卓に片手をついていた彼の瞳孔が、ひと目盛…

ことばスケッチ 4 「境界線」

メイアイカムイン? 交代でピッチに入るときはいつも、誰にも聞こえないボリュームでそうつぶやいてから、タッチラインをまたぐことにしている。 すると右足がピッチの芝に触れる直前、およそ五分五分の割合で、 「どうぞ」 と、どこからか返事が聴こえるんだ。 そのひと声はいつも、たしかな後押しに…

言葉でスケッチ レッスン3 「威圧」

 髪を五分刈りにした男が、赤茶けたビッグサイズのロングTシャツ姿で、ドアからヌッと現れた。  目がパチクリしているのに、口元は八の字に固く結んでいる。  日々刺激を入れて鍛えたんだろう胸元の位置が高い。  上背があるうえに重心が高いので、こちらが相手を見上げるかたちになる。  男がズ…

レッスン2 「エクレア」

 駅前の菓子屋の窓ガラスの向こう、イートインコーナーに妻が座っていた。  彼女がひとりでものを食べている姿を見るのは、初めてだった。  両手でエクレアを捧げ持って、それをこまめに口元へと運んでいる。  彼女の両眼は片時もエクレアから離れない。こちらに気づく様子はまったくない。  真剣…

スケッチ1 「レッスン」

「レッスン」 壁にぐるり据え付けられたバーに縋り付くように、等間隔で生徒たちは散らばっていた。 がらんとした室の中央に、ひとり先生が佇んでいる。身体にぴたりな黒いシャツとパンツに身を包み、反らせた胸の前で腕を組む。 引っ詰めた髪の下で丸出しの額にうっすら皺を寄せ、彼女は短い言葉をふ…

10/100 江國香織著「いくつもの週末」/いつも週末だったら、私たちは木端微塵

4月から休業していた渋谷西武が5月23日から営業を再開すると言う嬉しいニュース。どんどんと私の好きな日常が戻ってくる。 自分にとって「食」がマストなのは知っていたけど、買い物に恋い焦がれるとは意外だった。 いつも履いているバレエシューズは連日の公園通いでボロボロ。なのに、敢えてネット…

9/100 佐久間裕美子著「ピンヒールははかない」/迷っているひまはないということ

24歳で結婚し36歳で離婚。その時に覚悟したのはひとりで生きていくことで、それまでもいつでも自由に生きられるようにと仕事は絶対に手放さなかったのだけど、経済的に自立していることと精神的に自立していることは全くの別物。 20代来の「ひとり」は想像以上に心細かった。それでも何とか自分を奮い…

8/100 つばた英子•つばたしゅういち著「あしたも、こはるびより」/ゲームの中だけはて…

「あつまれどうぶつの森」というゲームをコツコツやっている。会社でもとても流行っていて、あまり得意じゃないアメリカ本社のメンバーとのちょっとした雑談も、このゲームの話題を出せば苦なくこなせるくらい。このゲーム、何が面白いかというと、本編をクリアさえすれば、自分好みの島を作れるという…