牧野修

不吉な伝奇ロマン『郭公の盤』電子書籍化に際し、紆余曲折にして曖昧模糊な「あとがき」を公開!

2010年の日本は、いろいろとありました。
1月には日本航空の経営破綻が発表され、6月には小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに帰還し、8月には記録的な猛暑から熱中症による死者が多数あり、9月には尖閣沖で中国漁船衝突事件が起こり、そして11月には牧野修と田中啓文による不吉な伝奇ロマン『郭公の盤』が刊行されているのです。

同じ年の3月には、建設中の東京スカイツリーが東京タワーを抜いて338メートルと

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『万博聖戦』牧野修インタビュウ

ハヤカワ文庫JAより11月5日に刊行されました『万博聖戦』は、日本SF大賞特別賞を受賞した『月世界小説』以来の、牧野修さんのSF長篇大作です。SFマガジン10月号に、第一章にあたる「アドレセンスと嘔吐/1969」、同誌12月号に第二章「トルエンの雨/1969」が掲載されています。牧野さんに、執筆にまつわるお話をうかがいました。
なお、本インタビュウは、SFマガジン12月号に掲載された、同名の記事と

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牧野修先生が答える!『プロに聞く!ホラー作家になるためのQ&A』(第5回)

絶賛作品募集中の『ジャンプホラー小説大賞』。その記念企画として、ホラーを愛する作家の方々に、連続インタビューを行います。プロが語る、ホラーとの出会い、作品を書く上での秘訣やテクニック、心得など……受賞を目指す皆さん、ぜひ先生方のご回答を、作品執筆の助けにしてください。

第5回は、牧野修先生にお答えいただきました。

牧野修先生 プロフィール

1992年、『王の眠る丘』で第1回ハイ!ノヴェル大

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幸せな親へと捧ぐ呪詛

本は読むタイミングが大事である。
幼少の頃に読んでいれば一生の宝になるかもしれない絵本も、中学生になってから読んだのではその幼稚さに一笑に付すだけで終わるかもしれない。
あるいは、小学生の頃に読めば1ページも読まずに放り投げてしまうような哲学書も、大学生の時分に読めばその後の人生の指針になるかもしれない。

そこまで大袈裟ではなくとも、より作品を深く味わえるタイミングはどの本にもある。ホラー小説に

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