092.移民問題、1990年代中に発展途上国を支援して貧困を解決しないと、2010年代から2020年代にかけて、先進国に大量の移民が流入して大問題になる。30年前の予言だ。当時、和訳で読んだ時は、分からなかった。今英語で読むと凄い。ピーター・ドラッカー『ポスト資本主義社会』より。
094.文明が存在するためには「対話の世界」を作る事が不可欠で、教養ある人間が必要だ。だから時には成人した者でも学校に戻る事さえ要求される。そしてこの「対話の世界」は、脱西洋でも、反西洋でも、非西洋でもない。知識社会だ。情報社会ではない。ドラッカー『ポスト資本主義社会』より。
093.税金問題、世界大戦以前では、課税は収入の5%までだった。だが二度の大戦を経験した結果、国民に対する課税は実は無制限だと知った。課税国家の誕生だ。課税国家は、政治家が税収で、社会を自由にデザインできる。バラマキ国家の誕生だ。ピーター・ドラッカー『ポスト資本主義社会』より。