地方論

年功序列と強いトップダウンでまちは沈む(地方発信/地方論)

年功序列と強いトップダウンでまちは沈む(地方発信/地方論)

地方のビジネスレベルはすでに末期の状況で、都市部の方の想像を遥かに下回るところまで来ている。 オンラインで済むような打ち合わせで、わざわざリアルにこだわって、コストとリスクを高めることに無頓着な営業マンは山ほどいるし、メールすら使わずに、なぜか電話しないと気がすまないおじさまたちも、フツーに威張り散らしているではないか。 時間泥棒。 実力主義が働かず、揺るぎない年功序列が、誤った立場にいる人たちを威張らせたままにしてしまっている。  下手な人が役についてしまうと、自分は

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#04_母ちゃんの作った「カツオの揚げ浸し」を食べながら「割り切れない」地方の食について考える|小松理虔

#04_母ちゃんの作った「カツオの揚げ浸し」を食べながら「割り切れない」地方の食について考える|小松理虔

これぞ無限カツオ 梅雨の合間の、真夏みたいにカーンとした青空が広がった日の夕方、の、風呂上がり。艶かしいほど赤く美しい切身を箸で取り、すりおろしたニンニクをぎっちりと入れた濃口醤油につけて一息に口に放り込むと、爆発する旨味とともに「生きててよかった」というわけのわからない感慨に包まれる。分厚くカットした身はねっとりとした食感があり、豊かな余韻を残しつつ、旨味が喉の奥に消えていく。一切れ噛み終わるころにはすでに次の一切れに箸が伸びていて、合間に冷たく冷えたビールを挟みながら、二

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過疎の地域差/深刻な地域は、より深刻な人口減少へ

過疎の地域差/深刻な地域は、より深刻な人口減少へ

どの地方もどの地域も、同じようには過疎が進んでいない。 というより、人口統計は嘘をつかないので、過疎は確実に進むにしろ、 「その速度がまちまちである」というところに問題がある。 日本はすでに先進国から外れつつある。 経済を中心に下降線を辿ることはほぼ間違いない。 だとすれば、この下り坂をいかようにして、緩やかにくだるか、その下り方を考えねばならないということだ。 たとえば、エリア内の僕の母校の小中学校では、子どもの数は半減どころか、3分の1、いや5分の1になろうとして

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地方で議論が成り立たないのには分かりやすい理由がある/地方発信「地方論」

地方で議論が成り立たないのには分かりやすい理由がある/地方発信「地方論」

年功序列とトップダウンで物事を進めてきたまちや組織は、これまでまっとうな議論をしてきてないわけで、議論が成り立たない。 ということがよくわかる現状ですね。 論理的な思考やその構造を理解してないから、たとえばある意見への反論も、反論として成り立ってないんだけど、みたいなことがフツーに起こってしまうのです。 自分の言いたいこと言ってるだけ、みたいな。 何より、僕ら中高年世代では、学校教育の範囲ではほぼ論理的思考と文章の書き方なんて、習っていないんですね。 だから、自分でし

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#03_スポーツを「地方のわたしたちみんな」の側に取り戻すということ|小松理虔

#03_スポーツを「地方のわたしたちみんな」の側に取り戻すということ|小松理虔

家庭持ちのゴールデンウイーク 悩ましいゴールデンウイークだった。何が悩ましいかって、そう、遊び場である。小学1年生の子を持つぼくにとって「休日を子どもといかに過ごすか」は毎週末のようにやってくる悩みの種だ。とりわけこのコロナ禍では、限られた条件の中からその日の天候や時間帯、体調、人混みなどまで考慮して子どもの遊び場を探し出さなくちゃいけない。しかもゴールデンウイーク。どこもかしこも人で溢れてるし(密に集まっちゃいけないはずなんだけど)、さほど密にならずに子どもが自由に動け、な

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#02_「弱さ」を通じて地方の政治を変えていくことができるなら|小松理虔

#02_「弱さ」を通じて地方の政治を変えていくことができるなら|小松理虔

福島にいながら東京が気になって いまはそんなに追わなくなったけれど、コロナウイルスが流行し始めたころ、去年の夏くらいからずっと、そうそう、連日のように東京都の小池百合子知事が登場して「オーバーシュート」だの「三密」だのと書かれたグリーンのパネルを手に会見を繰り返していたころ、ぼくは毎日のようにテレビにかじりついていた。ほんと、テレビばっかり。仕事が終わって帰宅すると、とにかくまずテレビをつけて、いやその前に冷蔵庫にビールを取りに行って、ニュース番組にチャンネルを合わせ、今日は

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#01_死はいつだってぼくの隣にあった|小松理虔

#01_死はいつだってぼくの隣にあった|小松理虔

地方と不確実  なんだろう 、妙な感覚なんだけれど、ここ最近、自分に死が近づいてきたように感じることがある。といっても、ぼくが重い病気にかかっているとか、近い友人が大きな怪我をしたとか、そういう類の話ではない。なんとなく、以前よりも死を身近に感じるようになったというか、死というものは案外自分のそばにあるぞ、ということを実感するようになったのだ。もちろん、ぼく自身が年を取ったからという理由もあるだろうけれど、死との距離感が縮まった最大の理由は、たぶん「新聞を取るようになったこ

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天気の子感想 ~ムーと橋下徹と世界への怒り~

天気の子感想 ~ムーと橋下徹と世界への怒り~

大好きな新海誠監督の最新作が公開されたということで、早速東宝シネマズ新宿に見に行ってきた。そう、『天気の子』である。 内容としてはデビュー作『ほしのこえ』に始まり、『雲のむこう、約束の場所 』 、『 君の名は 』とセカイ系を作り続け、今やその代表格と目される監督の、令和のセカイ系といった趣だった。 ※セカイ系:主人公とヒロインを中心とした関係性が、世界の終わりやこの世の危機に直結する物語群。『ほしのこえ』、『 最終兵器彼女 』、『イリヤの空、UFOの夏』など。 今日はこの

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勇気を出してローカルイベントに参加してみた或る日の記録

勇気を出してローカルイベントに参加してみた或る日の記録

HanaLab.という上田のコワーキングスペースをを2箇所巡った1日でした。 始まりは突然。道端でジモコロのTシャツを来ている人を発見。と思ったら、ジモコロ編集長の徳谷柿次郎さんというトンデモミラクル。 いつもオモコロやジモコロを楽しく拝見していたので僕にとっては衝撃の邂逅でした。 上田を盛り上げるイベントをHanaLab.(UNNO)で開くということで、即座に参加を決意。 HanaLab.(TOKIDA)から走って移動し、5分で会場(HanaLab.UNNO)に到

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