伊吹亜門

【2021年ミステリ小説決定版】年末までに読んでおきたい、おすすめミステリ小説5選

(カドブン10月7日より転載) ミステリシーズンに、敢えて空気を読まないスタイルのミステリ紹介をみなさん、神無月だそうですよ。 日本全国の神様がお出かけになり、それぞれの持ち場をお留守にされる、それが10月。 かくして強制的にお留守番をさせられる我々はどうしたらいいのか。 涼しくなってなんだか心寂しい、寂しいとおなかが空く、と言って食べてばっかりもいられず、コロナもまだまだ予断を許さない……。 それならば。 面白い本を読むしかないじゃないですか。 折しも秋、いましもミステリ

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編集部おすすめ!読みごたえたっぷりの「歴史ミステリ5選」

(カドブン7月21日より転載) 歴史上の偉人、あるいは名もなき人物の戦いや葛藤、秘められた出来事が胸を打つ歴史小説。 魅力的な謎や意外な真相、思いもよらなかった推理劇でページを繰る手が止まらなくなるミステリ。 その両方の要素が凝縮された、編集部おすすめの「歴史ミステリ」を5つ紹介いたします。 ぜひチェックして、お気に入りの作品を見つけてください! 歴史の重みが、ミステリを輝かせる。 編集部がおすすめする「歴史ミステリ小説」 米澤穂信『黒牢城』(KADOKAWA刊) 信

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〈お約束〉という思考停止

書評:伊吹亜門『刀と傘』(東京創元社) 「マニアの間で、年間ベスト級の作品と評判」だという噂を小耳に挟んだので、読んでみることにしたのだが、あまり評価できなかった。 噂が事実なら「どうしてこの程度の作品を、そこまで高く評価してしまったのか」と考えて、いちおうの解答が見つけられた。 それが「お約束という思考停止」である。 「お約束」とは何か。 例えば、ラノベなどでは主人公が、ふとしたことで異世界に転生したりする。普通に考えれば、そんなことは起こらないので、少し前までのハー