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「ポップコーンオデッセイ」:無限の探求

アルゼンチンの作家、ジャーナリスト🇦🇷『ロベルト・アルルト』のイラスト🎨

1か月前

『屠場』 エステバン・エチェベリーア 19世紀のラテンアメリカ文学

『遊戯の終わり』(1956) フリオ・コルタサル

「楽園の犬」 アベル・ポッセ

2年前

「パウリーナの思い出に」 アドルフォ・ビオイ=カサーレス

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Lagrimas y Sonrisas

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Alfonsina y el mar

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Entre tu amor y mi amor

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めも。ホルヘ・ルイス・ボルヘス『夢の本』(河出文庫/堀内研二=訳)2月6日発売。人間図書館ホルヘ・ルイス・ボルヘスの手によるアンソロジーがこのたび文庫化された。ボードレール、ニーチェ、カフカなど113編もの作品が収録されている。 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309464855/

めも。マリアーナ・エンリケス『わたしたちが火の中で失くしたもの』(河出書房新社/安藤哲行=訳)8月22日発売予定。世界20カ国以上で翻訳されているホラーのプリンセス。12編からなるアルゼンチンの作家の短編集が本邦にやってくる。 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309207483/

めも。アルベルト・マンゲル『図書館 愛書家の楽園』(白水社/野中邦子=訳)6月14日発売。古今東西、現実と架空の書物の記録。著者は2018年度グーテンベルク賞を受賞している。ホルヘ・ルイス・ボルヘスに朗読して聞かせた経験があるという。 https://www.hakusuisha.co.jp/smp/book/b361028.html

水声社/フアン・ホセ・サエール/大西亮=訳『傷痕』話。妻殺しを鍵とする四つの物語。複数視点から真相を探るより一癖も二癖もある人物たちの奇妙な相関図自体が主題となり、各視点で作風が変わるため短編集のような味わいがある。でも物語は連結し、そこに地図が生まれる。偏執的な情景描写も凄い。

岩波文庫/ホルヘ・ルイス・ボルヘス/鼓直=訳『アレフ』の話。ボルヘス作品は虚構と現実の境界線が不透明というか、物語が生まれるまでの思考内容が物語に換えられるような印象がある。本作でも空想や思索の痕跡がうかがえてどこまで小説・随筆として読めるかわからなくなる。その不思議さが面白い。

水声社さんと言えば、2月24日はおなじみ〈フィクションのエル・ドラード〉よりフアン・ホセ・サエール=著/大西亮=訳『傷跡』発売日ではないか。書名自体は近刊情報に記載されていたが、刊行がいつになるかわからなくて気長に待機していた。アルゼンチンも名作の宝庫。当然お気に入り登録済み。

水声社/フリオ・コルタサル/土岐恒二=訳『石蹴り遊び』の話。1冊にして2冊の書物。第1の書物は第1章から第56章まで。第2の書物は各章末の番号順に読み進めることで成立する。既読の章を異なる順序で読み、隠れた主題を見付ける構造は人間業ではない。圧倒的な構成美。哲学的でありゲーム的。

「ボマルツォ公の回想」 ムヒカ=ライネス(後)

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「ボマルツォ公の回想」 ムヒカ=ライネス(前)

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「英雄たちの夢」 アドルフォ・ビオイ=カサーレス

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「遊戯の終わり」 フリオ・コルタサル

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