岩波文庫/ホルヘ・ルイス・ボルヘス/鼓直=訳『アレフ』の話。ボルヘス作品は虚構と現実の境界線が不透明というか、物語が生まれるまでの思考内容が物語に換えられるような印象がある。本作でも空想や思索の痕跡がうかがえてどこまで小説・随筆として読めるかわからなくなる。その不思議さが面白い。
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