図書館で働くのに司書資格は必要?
こんにちは、ハシモト トショカンです。
本日も数ある記事の中からこの記事を閲覧していただき、ありがとうございます!
図書館でお仕事をしていると、公共図書館でも大学図書館でも、利用者さんからたまにこんな質問があります。
「図書館で働きたいんですけど、どうしたらなれますか?」
…あまり大きい声では言えませんが、決して待遇が良いとは言えないこのお仕事、ましてや、昨今は自治体でも大学でも図書館の予算は削減される一方という、極めて厳しい状況の中で、図書館のお仕事を希望してくれるなんて、図書館で働く身としてはとっても嬉しいことです。
質問してくれるのは、大学図書館では勿論大学生ですし、公共図書館であれば、例えば職場体験に来た中学生や進路について考えている高校生、そしてごく稀に30代~50代くらいの方からもご相談をいただくことがあります。
そんな時には、「一般的には」と前置きした上で
大学で司書課程を履修して、司書資格を取得して、自治体とか大学の職員採用試験に合格する
派遣や業務委託、指定管理制度など、図書館事業を請け負っている会社に入る
ということをお伝えします。
そうすると、
「あー、やっぱり司書資格が必要なんですね…」
と、遠い目をされる方もいらっしゃるので、
「まずい!せっかく図書館で働きたいと言ってくれているのに、ここでその火を消してしまう訳にはいかない!」
と、
「あ、"資格"と言っても、大学でしっかり勉強すればちゃんと取れると思いますし、短期間で取れる"スクーリング"とか、通信制とかもありますから、やる気があれば取れますよ!大丈夫です!頑張りましょう!」
なんて必死に励ましつつ、さらにここでキラーフレーズ!
「まあ、司書資格がなくても、図書館で働くことはできますしね」
そうお伝えすると、
「え?資格がなくてもいいんですか?」
と、大抵の方が驚かれます。
はい、そうなんです。
なんせ私がそうでしたから(笑)
(詳しくは「図書館司書になってしまった」https://note.com/hashitosho/n/n7d0e681733d8参照)
勿論、司書資格は無いよりある方が絶対にいいですし、求人によっては司書資格を持っていなければ応募できない所もあります。
司書資格を持っている人と持っていない人で、同じ仕事をしていてもお給料が違ってしまうということもあります。
ただし、お給料や雇用形態にこだわりが無く、「とにかく図書館で働きたい!」ということであれば、司書資格なしでもOKという条件の会社を探して応募してみると、採用してもらえることがあります。
私もそこからスタートして、いつの間にやら十数年、気付けば通信制で司書資格を取得し、現場の責任者にまでなっていました。
図書館で働いている方の年齢も、20代~70代まで、幅広くいらっしゃいます。
ですので、もしこの記事を読んでくださっている方で図書館でのお仕事に興味がある方は、資格や経験や年齢は気にせず、是非チャレンジしてみてくださいね!
本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました!
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