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廃用症候群

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安静臥床による循環器への影響

安静臥床による循環器への影響

安静臥床(寝たきり)は身体に悪影響を及ぼします。

安静臥床が身体に悪いことはなんとなく想像できますが、

実際に身体の中ではどのような生理的変化が起きているのでしょうか?

今回は、安静臥床による循環器系への影響をまとめました。

それでは、本日も学習していきましょう!

起立耐性低下長期間の臥床は起立性低血圧を引き起こします。

実は、患者さんを寝かせた時から起立性低血圧が始まっているのです。

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安静臥床による骨格筋への影響

安静臥床による骨格筋への影響

前回は、安静臥床による循環器系の変化について紹介いたしました。

骨格筋も循環器系と同様に、安静臥床により機能低下を起こします。

今回は、安静臥床による筋肉への影響について紹介していきます。

本日も学習していきましょう!

抗重力筋の筋力低下安静臥床により筋力は低下しますが、全ての筋肉が同様に筋力低下するわけではありません。

主に抗重力筋と呼ばれる筋肉が低下します。

主な抗重力は以下の通り

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使わないと衰える!! 廃用症候群による症状

使わないと衰える!! 廃用症候群による症状

高齢者のリハビリテーションでは、原疾患だけでなく安静や長期臥床による廃用症候群への対応が必要になります。

廃用による症状は全身に現れるため全容を把握しずらい面もあります。

今回は、廃用症候群の症状について紹介していきます。

臨床現場でも数多くみられる症状もあるため廃用による影響も視野に入れて対応していきましょう!!

安静や長期臥床による活動性低下はさまざまな障害を引き起こします。

過度の

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使わないと衰える!! 廃用症候群に対するアプローチ

使わないと衰える!! 廃用症候群に対するアプローチ

前回に引き続き廃用症候群についててす。

症状→評価と紹介してきました。今回は廃用症候群に対するアプローチについてです。

理学療法、作業療法、言語聴覚に分けて紹介しているので参考にして頂けたら幸いです。

廃用症候群は予防が大切です。早期にベッドから起き上がり、座位、立位、歩行とリハビリテーションを進めていきます。

また、抑うつや閉じこもりなどの精神活動面においては、趣味やサークル活動などを通

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