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春谷の小説~『関西魂(かにたま)』編


『関西魂(かにたま)』とは

『関西魂(かにたま)』とは、「関西作家志望者集う会」が年に一度刊行しているアンソロジーです。毎年一つのテーマがさだめられ、そのテーマに基づきプロ作家さんからアマチュア作家さんまでさまざまなジャンルの書き手が、思い思いの物語を創っていらっしゃいます。
『関西魂(かにたま)』の特徴は、参加者が他の参加者の作品に対して意見を出しあう「合評会」が設けられていること。合評会を通して作品をブラッシュアップした後に発刊となるため、完成度の高い作品が集まります。

合評会にて他の書き手さん達からいただける鋭い意見は、読者目線を意識して書いたつもりでも「そこは気がつかなかったなあ」と発見が多いです。
なにより、自分が書いた作品に対して、真摯に向き合ってくれる書き手さんがたくさんいてくださるというのが嬉しいです!
また、自分では絶対に書けないジャンル・テイストの作品を、さくっとおもしろく仕上げていらっしゃる書き手さん達と交流できるのも楽しいですね。

最終段階では代表者さまが編集くださるのですが、より良い本を作ろうとの一心で丁寧に丁寧に仕上げてくださり、素敵な文庫本仕様の本が毎年できあがります♡

★随時、参加者様を募集されています!

★テーマや執筆者さんの募集、新刊、文フリ参加などの情報はX(旧Twitter)にて発信されています(@com_kansai にて検索ください☆)

*ほぼ毎巻参加されていらっしゃるプロ作家様*
 ・寒竹泉美先生
 ・新熊昇先生
 ・松尾佑一先生(表紙イラストも担当されています)

『関西魂(かにたま)』はおもに文学フリマ大阪・文学フリマ京都で販売しています。文フリ会場に来場された際には、ぜひぜひ、ブースにお立ち寄りくださいませ~(^^)ノ♪
※郵送での販売も受け付けております。後述の「通販について」をご参照くださいませ。


春谷の参加作品

さてさて、そんな『関西魂(かにたま)』に、これまで参加させていただいた拙作をご紹介いたします。

・『関西魂 熊本・大分編』/参加作品『春の宣誓』

2016年発刊の電子書籍(kindle版)です。
2016年4月に発生した熊本・大分震災を受けて、被災地へ売上を義捐金として送るために発刊されました。掌編集です。こちらがはじめて参加させていただいた『関西魂』になります。
Amazonにて販売中。
*58頁/524円(またはkindleumlimitedで0円)

※私は当時「西谷丘晃子」の筆名で参加しました。
『春の宣誓』
全編を女性の語り口調で書いた原稿用紙3枚の掌編です。女性がラーメン屋の店主に、なかなかハードな身の上話を打ち明けるという内容。テーマが決められていたわけではないですが、被災者が救助される場面を書きました。内容は男女の恋愛ものです。



・『関西魂~五(あと)の祭り~』/参加作品『愛し忌』

☆表紙☆ にぎやか!
☆目次☆

2016年発刊、テーマは「祭り」。小説家・小林泰三先生(2020年にご逝去されました)がご参加されているという豪華っぷり。在庫僅少。
*178頁/定価700円。

※私は当時「西谷丘晃子」の筆名で参加いたしました。
『愛し忌』
あの祭りで、私はあの人を失った。
忘れたいのに忘れられない――

……という感じの、湿っぽい男女恋愛ものです。
遊び人の男に惚れた女の心の内を描いたものです。
「共依存的な関係が上手く描かれている」との感想をいただたことがあります(ありがとうございます!)。私の書く恋愛ものは悲恋が多いですが、救いのある結末であるよう心がけています。



・『関西魂 錫(すず)』/参加作品『空を見ながら気ままに昼を』

☆表紙☆ カバーをはずしたらどんなイラストが出てくるか、お楽しみ。
☆目次☆

2021年発刊、テーマは「十年」。『関西魂』十周年を記念して発刊、とのことでお声をかけていただきました。なんだか五年前の参加時よりも、さらにパワーアップしている……!? とドキドキしながら、まるで初参加のような顔をして書かせていただきました。
*230頁/定価800円。

『空を見ながら気ままに昼を』
僕は、同級生だった彼をひそかに想いつづけている。
叶わない恋心とわかっているけれど。

……というわけで、ジャンルとしてはボーイズラブ(片想い)ですかね。私にしてはめずらしく、爽やかな味に仕立てたつもりです。
バンドの話。歌詞を作ってみたりしています。
同性に向ける、甘酸っぱい恋心を味わっていただければ幸い。



・『関西魂 ハードボイルド』/参加作品『ぞろめのさだめ』

☆表紙☆ かっこいい!
☆目次☆

2022年発刊、テーマは「ハードボイルド」。
とりあえず〈ハードボイルド〉とは何ぞや? と画像検索した結果、どうやら広い背中のおじさまがトレンチコートを着ていればいいんだな、という結論(独自の見解です)。
他の作者様もこのテーマでは難産だったようですが、本になればさすが、かっこいい作品揃いです。
*148頁/定価700円。

『ぞろめのさだめ』
特殊能力ゆえ殺し屋になった男と、殺人願望を抑えきれず命を持て余す女。二人が我が子を授かった時……。
男女の恋愛ものに、子に対する親の情を描こうとしたもの。あと、2022年に発刊11冊目なので、ゾロ目要素を入れたかった!(笑)(そしてこの年、ゾロ目の誕生日を持つ我が妹が、ゾロ目の年月日に出産した笑)
合評会でいろんなご指摘を受けて、ほぼすべて改稿した作品なので、引き締まった仕上がりになっているはず……(合評会のちからはすごい)。サスペンス風ハードボイルドを堪能いただければ幸いです。



・『関西魂 はたらく妖怪』/参加作品『たまおと』

☆表紙☆ かわいい! たこやきのお話もあります♡
☆目次☆

2023年発刊、テーマは「妖怪」。しかも「はたらく」という条件つき。妖怪好きの方々なら、このテーマに興味を惹かれた人も多いのではないでしょうか。実際、私の知人もテーマ買いをしてくださいました(ありがとうございます♡)。テーマって大事……!
ですが、書き手を悩ますのもまた、このテーマ縛り。発想が生まれ落ちるまでが受難。妖怪はともかく、え、労働させるんすか? そう、彼らにも生活がある……(あるの?)
書き手によってアイデアの幅が広がりそうなこのテーマ、いろんな妖怪を楽しめるのもアンソロジーの醍醐味です。
*244頁/定価900円。

『たまおと』
突如現れた奇妙な入り口。〈お好きな『たまおと』をお選びください〉――俺は、兄を狂わせた「たまおと」の一人を指名する。兄を理解するために。
たまおとは、一般に言い伝えられている河童などの妖怪ではなく、完全に私の想像上の産物です。雌雄同体のかたつむりの生まれ変わり。好物は、ヒトの脳。その泣き声は人の死を誘う。……世にも奇妙な物語風に仕上げようとしたら、こうなりました(言い訳)。もっと打ち明けると、お兄ちゃん大好きな弟を書こうとしたら、こうなっ(以下略)

あ、前巻あたりからタイトルが平仮名続きなのは、べつに狙ったわけじゃないですよ(←うっかり次の刊も平仮名のタイトルで書いちゃった人)



★『関西魂(かにたま)』新刊のお知らせ★

文学フリマ大阪12(2024年9月8日開催)にて、『関西魂』新刊あります。私も15時から参加予定です。ぜひお立ち寄りください♪
今回のテーマは「嘘」。春谷は、滋賀にある架空の病院を舞台に、男女の恋愛模様を描きました。

詳しくはこちら☆↓





※通販について

『関西魂(かにたま)』は文学フリマにて購入できますが、郵送での販売も受け付けております。
郵送にてのお受け取りご希望の場合は、下記をご一読のうえ、春谷までご連絡くださいませ。

【在庫あります】
・「関西魂~五の祭り」※在庫僅少
・「関西魂 錫」
・「関西魂 ハードボイルド」
・「関西魂 はたらく妖怪」
※上記は2024年8月末時点で春谷が確保している在庫です。
※他の巻をご所望される場合は、一度お問い合わせくださいませ。

【お申込み方法】
ご購入を希望されるタイトルと、各何冊必要かをご連絡ください。
・noteの場合:「クリエイターへのお問い合わせ」からご連絡ください。
・X(旧Twitter):@akikoharuya 春谷晃子 のDMにてご連絡ください。
・上記以外の連絡方法をご希望される場合はコメント欄にその旨をご記入ください(個人情報は載せないでください)。

【お支払い方法】
こちらから金額をご提示いたしますので、PayPayにてご送金いただくか、各銀行からお振込みください。詳細はお問い合わせいただいた際にお伝えいたします。
※恐れ入りますが、郵送料はご負担をお願いいたします。

【郵送方法】
レターパックにてお届けいたします。
もし匿名でのやり取りをご希望される場合は、他の郵送方法を検討いたしますので、ご相談ください。
原則として、ご連絡をいただいてから一週間以内の発送となります。

以上、ご不便をおかけいたします。
BOOTHを使えば便利なんでしょうが、踏み出せず……。
いつか私の個人本を発刊したあかつきにはBOOTHに手を出してみようかなあ、と考えています。





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