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解離症と離人感

こんにちは。芸術家になりたい大学生。現在休学中&精神疾患拗らせ中(発達障害、CPTSD、解離症、摂食障害、アルコール乱用等々)のHarunaです。
今日は私が精神科に通院するまでめっちゃ知識や自覚度が低かったけど、鬼ドンピシャでビビった症状?状態?の”離人感”というものについてお話ししていくぜ。
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解離症とは?

解離症(解離性障害とも呼ばれます)の人は数分間、数時間、ときにもっと長期間にわたって、自分が行った活動を完全に忘れることがあります。一定期間の記憶が欠落していることに本人が気づいている場合もあります。さらに、自分が自己(すなわち、記憶、知覚、自己同一性、思考、感情、身体、行動など)から切り離されている(解離している)ように感じることもあります。あるいは、周囲の世界から切り離されている(遊離している)ように感じることがあります。そのため、自己同一性(アイデンティティ)の感覚、記憶、意識などが断片化しています。

解離症には以下のものが含まれます。
・自己または外界から切り離されているような感覚(離人感・現実感消失症)
・重要な個人的情報(通常は心的外傷[トラウマ]やストレスと関連している情報)を思い出すことができない状態(解離性健忘)
・自己同一性と記憶が断片化している感覚(解離性同一症)

解離症は通常、圧倒的なストレスやトラウマが引き金となって発症します。例えば、小児期に虐待を受けていた場合があります。事故や災害といった、トラウマになる出来事(外傷的出来事)を体験または目撃していた場合もあります。あるいは、耐えがたい心理的な葛藤から、受け入れがたい情報や感情を意識的な思考から切り離さざるを得なくなった場合もあります。

解離症の概要-10.心の健康-MSDマニュアル家庭版

私が解離症と初めて言われたのは、今通院している病院に変わりそれに伴いお世話になる主治医が変わってからだ。発達障害や統合失調症等はよく耳にする代表的な精神疾患だと思うのだが、個人的に解離症は聞き慣れない症状で最初はピンと来なかった。

上記の記事でも触れたのだが、私は近々CPTSD(複雑性PTSD)の治療でEMDRというものを受ける。私は小学生の頃のトラウマ時期からCPTSDというもの抱え生きていた。そんなCPTSD及びPTSDに非常に関連深い症状が解離症というものになるのだ。
散々フラッシュバックだの記憶が思い出せないだの言っておきながら(実際フラッシュバックの自覚とトラウマ時期を思い出せないという自覚はあったのだが)、解離症という病名には全くの無知であった。そんな解離症の症状を主治医から説明されている時に、特に当てはまりすぎて引いた具体的な症状がある。それが「離人感」というものだ。

離人感。?

そう離人感。

離人感・現実感消失症では、身体または精神から自分が切り離されたような感覚が持続的または反復的にあり、自分の生活を外から観察しているように感じること(離人感)や、自分が外界から切り離されているように感じること(現実感消失)があります。

離人感・現実感消失症-10.心の健康-MSDマニュアル家庭版

私にとって「自分が外界から切り離されている様な症状」、「自分の生活を外から観察している様に感じること」はみんな感じている当たり前の感覚だと思っていた。ちっとも病気だなんて思った事がなかったし、なんならみんなもそんなものじゃないのか、みんな感じている事っしょ。と本気で思っていた。
個人的な例えでわかりやすく言うと、幽体離脱のような状態、感覚に近く自分の中で人格が分かれている訳ではないのだが何か別の自分が自分の中あるいは外に居て、そして何処かこの今生きている世界が作り物のようなそんな心地である。そして私にとっては日常的にふとした時にしょっちゅう感じている心地なのである。
問診や検査を経て、他の人はあまりこうじゃないと主治医に言われた時はとても驚いた記憶がある。まさか病気と言われるなんて思いもしなかった。実のところ今でも精神疾患だと信じてない節がある笑。
そのくらい私にとってはよく起こっている症状だとも言えるのであろう。
わたしのような持続的、反復的なものでも、一過性のものでも、この離人感という感覚を感じている人、或いは感じた事がある人はどの程度いるのだろう。
近頃、フラッシュバックは少し多いが、トラウマ時期の様な酷い健忘は幸い殆ど起こってないし、二重人格などになっている訳でもない。しかし圧倒的な離人感は今でもしょっちゅうある。EMDRという治療をしたら離人感及び解離症諸々の症状も薄れるのであろうか?
こういった話は簡単に聞けるものでもないし中々発信している人も多くはない。もっとEMDRの体験談やトラウマと解離症との関連性についての話も沢山出てくると安心して治療出来るのになと勝手に不安になっている。

正常な感覚とは~嗅覚過敏を用いて~

少し話が逸れるが、私は発達障害(ASD、ADHD)の特徴も兼ね備えている。最近は発達障害や大人の発達障害をよく耳にする。ニュースや情報番組でも取り上げられ、noteやブログなどのインターネット上でも症状や特性について触れる機会が必然的に多い。その為知っている人や感じている人も多いとは思うのだが、発達障害の特性として「感覚過敏」なるものが存在する。私は特に嗅覚過敏が強い。発達障害という診断も今の病院に変わってから言われたものであるが、嗅覚過敏の症状自体は幼い頃からあった。私にとっては幼い頃からある「普通」、「日常」が、健常者から見ると「過敏」の枠に当てはまるというのがなんだか不思議で堪らない。診断されているから「発達障害」の「感覚過敏という特性」とカテゴライズされてしまうが、通院する前は親や友人などから「鼻が良い」、「嗅覚が優れている」とポジティブな言われ方をしたこともある。長所も短所も表裏一体なのであるなとつくづく実感する。

今回主だって取り上げた離人感も、嗅覚過敏に対する不思議さと似たような不思議さがあると私個人は感じた。今まで普通だと思っていた世界が他所から見ると異常だと言われたり、過敏だと言われたりする事。解離症という病名、発達障害という脳機能の偏りと言われたりする事。どこからが正常でどこから異常なのか。普通の感覚とは、普通の世界とは。普通って一体なんなんだろう、そもそも普通なんてそんなものこの世にあるのだろうかと熟考してしまった。
皆様はどのような普通の中で生きていますか?


最後まで見てくれた方ありがとうございます。
解離症から、離人感、感覚過敏を通し正常とは普通とは?などについて考える機会が増えた為今回このような記事作成にあたってみました。如何だったでしょうか?病院が変わって今さら病名がはっきりするということが起こってから、私の中で様々な葛藤が起こりました。長所だと思っていた事、ポジティブに思っていた事、或いは大して問題視していなかった事が病名、疾患、或いは脳機能の偏りからくるマイナスな事、などの様に天地がひっくり返るような(ごめん少し盛ってます笑)位置付けに変わったり、世間ではその様な捉え方をされるのかなど違う視点から自分を捉え直す機会が増えました。つくづく普通とは意味が分からず不思議で堪らないものですね。

少しでも面白いと思ってくれたら是非また遊びにきて下さい!
次回以降はEMDR体験記を書こうかと予定しております。
頑張って書くぞー(宣言)

以上
Haruna.

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