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自殺衝動とその後


カウンセラーさんのおかげで命拾いした私

この記事は前回のお話の続き

正気を取り戻してきた。
気がする。
なぜかベッドに移動していた私はカウンセラーさんの声を頼りに少しずつ自分を取り戻すことができた。
気がする。

曖昧な自我と意識のまま、運よく繋がることができたカウンセラーさんの声にひたすら縋った。

正直、まともな精神状態では無かったので通話内容はほとんど記憶にない。
しかし、カウンセラーさんに繰り返し約束して欲しいと言われた事があり、それは今でもしっかり覚えている。
それは、
「このような時は、学生相談室が空いている時間なら迷わずに私に電話して欲しい。もし空いていない時間なら迷わずに警察に連絡して欲しい。」
と。
何故警察なのかも教えてくれたはずなのだが忘れてしまった笑

ぼやける視界と感覚の中だったが、
「これだけは私と約束できますか?」
とカウンセラーさんにしては珍しく強めに伝えてきた。

いつもはお話を聞いてもらうばかりで、中々カウンセラーさんの意見というか思いを伝えてきてくれないので、傾聴に徹していないのが珍しくて少しびっくりしたのを覚えている。


そして、カウンセラーさんから私の母に電話がいった。

母とはLINEで日常にの他愛もない会話を毎日していた。この日はカウンセラーさんから電話があったであろう後に、
⚪︎⚪︎(私の名前)は大事なママとパパの宝物だからね
とメッセージが来た。

様々な感情が溢れてきて少し引いてきていた涙がまたダムの放流レベルで溢れた。

その後、母とも通話をした。

大学の授業が始まるのが4月中旬頃からだったので、少し実家に戻り1、2週間ほど家族のもとで過ごす事にした。

家に着くまでは生きよう

と思い今は生きている。帰ると母と約束したのだから、せめて、せめて後数日生きてみよう。頑張ろう。と思っている。

今日は2024年3月27日。フライトは31日。
後少し、ほんの少し。命を投げ捨てないと約束はできないけど、しないように自分を守って命を続けていけるようにしたい。


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