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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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2021年8月の記事一覧

他人のことなのにそこまで怒らんでも、という言葉へのアンサー

河村たかし名古屋市長の酷すぎる行為に対しての怒りが収まらん。 人の所有物を勝手に口の中に…

Sae
2年前
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アンテナを高く張り巡らせて

 夏休みが終わりに近づいたある日曜日、私は小学4年生の娘と一緒に「アルプスの少女ハイジ」…

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顔を上げなくてもいい、ただ生きて

今年も読売新聞社が「#しんどい君へ」という連載をしているのが目に留まり、今のところ載せら…

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勇敢なファミリーの空模様

丁寧な暮らしをする人に憧れている。 部屋の彩りに季節の花を添えるとか、プラム酒を仕込んで…

Mica
2年前
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生きる、はたらく、しごとする

「雨水は下へ下へ流れるもの。わたしらがこの地を借りて住まわせてもらってるんだから。せめて…

それは、茄子ちゃんが一番言われたかった言葉なのかもしれない

先日、娘の幼稚園で育てた茄子の鉢植えについて書いた。 今回の記事はその続編である。夏休み…

藍  /  aibon
2年前
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三本ゆびが青空に届いた夏

雨が強くなってきた。マウンドの明日香は、ポケットに入れたロジンバッグで指先を整えボールを握る。 少年野球の県大会決勝。六回裏、2アウトランナーなし。1点リードしている相手の攻撃。 僕はキャッチャーミットの下から、そっとサインを出す。明日香のキメ球、落ちるように曲がるカーブ。これがバッターの膝元に決まれば間違いない。三振でしとめて、最終回の攻撃に弾みをつけたい。 明日香が首を縦に振り、投球モーションに入ろうとした瞬間 ── 主審が両手を頭上で交差して試合が止まった。降雨コ

ジェンダーレスなファッションは、ぼくをどこまでも自由にする

本当のことを言うと、女にも男にも見られたくない。判別のつかない身体がほしい。でもぼくの身…

伊藤チタ
2年前
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Micaさんへのファンレター

これは、Micaさんの書かれた文章を全力で推すnoteであり、半年かけて全作品を読んだ1ファンか…

kaoru
2年前
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本社ですが仲間です

本社勤務になってしまってから早一年が経過した。 それまでは現場で調理師として働いていたの…

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【物語の力】#1

最近、いろいろな人に「物語の力」についてお話を伺っています。 小説や映画などの創作物、人…

嶋津
2年前
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蝶の羽

音が聴こえてきそうだった。しゃらしゃらと。 その人は、静かにハサミを置くと、折り畳まれた…

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「真昼の星」(夕凪シリーズ4話め・終)

猫野サラ
2年前
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ぼくの世界を守ってくれる魔法を手に入れた

本棚を他人に見られることが、昔から嫌いだ。頭の中を覗き見られることとほぼ同義だと思っているから。それと、幼少期の父の言葉の影響もある。「おまえ程度の知性と感性でヘッセやアーヴィングを理解できると思うなよ」と言われてしまうのではないかと、いまだにぼくは怯えているのだ。 ぼくの通っていた中高一貫校や大学は、どちらも通学に往復2〜3時間くらいかかるような場所にあった。そのため10代のころ読書をするのは主に電車の中だったので、ブックカバーは必須だった。なにを読んでいるか他人に知られ