伊藤チタ

ライター|lgbTq+ NBi|日韓露ミックス|教育虐待サバイバー|両側中等度感音性難…

伊藤チタ

ライター|lgbTq+ NBi|日韓露ミックス|教育虐待サバイバー|両側中等度感音性難聴|連載:NOISIE,osanai,bythem,BadCatsWeekly,ほしいろといき,ランドリーボックスなど|たまに被写体|夫ヒガンテくんと愛猫エピーの3人暮らし。

マガジン

  • 地下室の猫を拾う

    地下室の猫を拾い、ほこりを払ってブラッシングして、頬ずりしたりお腹に顔を埋めて匂いを嗅いだりする文章たち。

  • ビューティフル・レインボー

    • 206本

    LGBTQ+やジェンダーなどに関するnoteを、幅広くピックアップしています。

  • 小説

    これまで書いてきた小説をまとめています。

  • すきな言葉まとめ

    すきなひとたちのすきな言葉まとめ。

  • Don't touch! Hot!

    気軽に触るとヤケドする、裸の心たち。

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ライター・伊藤チタのポートフォリオ(執筆実績)とお仕事のご依頼について

※2023/11/20更新 はじめまして。“ヤケド注意のライター”伊藤チタと申します。 複数メディアでエッセイやコラムの連載、記事LPや受験教材の作成などを行なっております。現在の主な連載先のWEBマガジンさまはby them、BadCats Weekly、ほしいろといき、NOISIE、osanaiです。 以下、執筆実績を掲載しておりますので、お仕事のご依頼を検討されている方はご確認いただけると幸いでございます。 プロフィール1992年生まれ、東京都在住。AB型。 修

    • 【定期購読マガジンに関するお知らせ】

      こんばんは。 定期購読マガジンなのですが、あいかわらず月1更新から脱し切れず申し訳ございません。

      • 彼の「正しさ」がときどき苦しい

        パートナーことヒガンテくんは、几帳面で真面目な性格をしている。彼の言うことは基本的にいつも正しく、筋が通っていて、常識的で、真っ当だ。だからだろうか、“ふたりのあいだ”において居心地のよい規律でなくとも、最初はいつも流されてしまう。そしてあとからその窮屈さに爆発してしまうのだ。

        • 結婚5周年、発覚した彼の問題について。

          虐待サバイバーであるぼくがシス男性と法律婚を選択した理由は、これまで何度か書いてきた通り、実を言うと「家を出たかったから」だった。分籍をして両親と家族でなくなる、その選択肢を取れるほどには当時のぼくはまだ父親の支配から抜け出しきれていなかった。でも「結婚」なら、表面上は穏やかに父の手から逃れられる。そんな不純な動機で彼と家族になることを決意した、そのバチが当たったのだろうか。 パートナーが、「ぼくに対する適応障害」だと診断された。

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          ¥250 / 月
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        • チカゼ造顔具
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        記事

          不死鳥のプライドを傷つけた日のこと。

          約2年弱、不死鳥もといはんめ──母方祖母と半同居生活を送っていた。20歳ごろ、関西の大学に通っていたときに京都にあるはんめの自宅で下宿をしていたのだ。以前にも書いたけれどはんめの家は元々は工場の横っちょに引っ付いてた休憩所で、はんめはその1階を住居にしていた。ぼくは工場がまだ現役だったときに職人さんたちの寮として使われていた3階の一室を使わせてもらっていた。つまるところはんめとは、同じ家に住んでいながら生活スペースは別だったのだ。その距離感がぼくたちの共同生活を円滑にしてくれ

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          不死鳥のプライドを傷つけた日のこと。

          noteへのモチベ喪失問題

          タイトルですべて言っちゃってる感あるけれど、最近ぼくがnoteに対して感じていること。まっっっっっじでなにを書いたらいいのか、この1年ほどわからなくなってしまっている。 ライターとして独立する前、壁打ちの毒吐きアカウントとして使っていたころはほぼなにも考えずに脳みその中身を垂れ流していた。両親への怨念、弟への憎悪、だれかへの嫉妬、学生時代に満たされなかったあれやこれや。広告代理店に勤めていたときは煙草を言い訳にしょっちゅう仕事を抜け出して、喫煙所の片隅に座り込んでiPhon

          noteへのモチベ喪失問題

          空想からの離脱について

          本格的にエッセイを書くようになったのはライターとして独立してからのことだ。それまでぼくは小説ばかり書いてきた。中学生で開設したブログに純文学もどきのBLを書き連ねていた。ときおり日記のような散文のようなものを載せてはいたけれど、それでも9割がたは物語だった。

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          空想からの離脱について

          不死鳥(身体喪失済)、孫にエルメスを貢ぐ。

          その日は肌寒く、上着を羽織らなかったのを少しだけ後悔した。目的地に着いてスタッフに名前を告げ、店内で待機する。平日の夕方だからか、それほど混み合っていない。あるひとは、ちっちゃいケリーを肩がけしていた。 でも着ているものは(それなりに上等そうではあったものの)カジュアルで、かつセンスがよく、いわゆる「お金持ち」という印象は受けない。堅実にコツコツ貯金してたまの贅沢を楽しむふつうのひと、という感じ。 こういうところもはんめ──韓国語で「おばあちゃん」を意味する言葉──がエル

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          不死鳥(身体喪失済)、孫にエルメスを貢ぐ。

          母との関係の再構築。近づき過ぎたり、境界を見失ったり。

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          母との関係の再構築。近づき過ぎたり、境界を見失ったり。

          物欲の連続的な開放について

          今年、数年ぶりにブランドもののバッグを買った。ブランドのバッグを買ったのは学生以来で、一気に大金を放出するのと比例して脳内のアドレナリンもどばどば放出された。なんという享楽。 それは今年で結婚5周年を迎える我々の記念、つまり夫への贈り物も兼ねていた。彼はぼくより4つ年上で、交際当初は社会人と学生だったから、必然的にデート費用だとかは彼が多く払ってくれていた。節目のプレゼント代ももちろん、彼がくれるもののほうが幾分か高価だった。まあ、夫には物欲がほぼ皆無なせいもあるけれど。

          物欲の連続的な開放について

          「書く」ことを手放したくないから、「伊藤チタ」になった。

          「ああ、もう"チカゼ"として書いていくのは無理だな」と思ったのは、正直に言うと去年の今頃だった。それでも、どうしても名前を変えるのは嫌だった。だから苗字をつけたりして、なんとか折り合いをつけようとこねくり回したりしてみたのだけど、駄目だったみたいだ。 寛解していたうつが再発したのが、昨年夏。「あるひと」から継続的に受けていた恫喝が原因である。その詳細はここに書くつもりはない。いつか書けたらと思うけど、結局ぼくは卑劣な手段で口を塞がれた。それに対抗する手段がないわけじゃないけ

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          「書く」ことを手放したくないから、「伊藤チタ」になった…

          フラッシュバックを起こす人間の、となりにいるひとのこと。

          寛解していたうつが再発して1年が経つ。あれからぼくは、毎晩悪夢にうなされている。喚き、叫び、ときにフラッシュバックの発露が夫に向かうことを、もちろん申し訳なく思っていなかったわけでも、感謝していないわけでも、その心労を慮っていなかったわけでもない。 でもそのすべては、“つもり”に過ぎなかった。

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          フラッシュバックを起こす人間の、となりにいるひとのこと…

          尻を丸出しではるさんちに行こうとした話〜困惑するいっちゃんを置き去りにして〜 #呑みながら書きました

          呑み書き、本祭参加はいつぶりだろうってくらい久しぶりです。こないだ名前ファが変わりました。チカゼ改めチカゼ七竈改め、伊藤チタです。名前変えた理由とかもね、今回書きたい候補には上がってたんだけど、それよりも何よりもあっためてた話をそろそろ放出しなきゃなとなりまして、今年の初め頃起きた本当に怖い話を書くことに決めました。 いっちゃんとはるさんと、はるさんちでお隣かいお泊まり会しようってなったのが始まりです。当日はまあ多少朝早かったけど普通に起きられて、(くっそ朝苦手マン)途中で

          尻を丸出しではるさんちに行こうとした話〜困惑するいっちゃんを置き去りにして〜 #呑みながら書きました

          母を赦したいのか、赦せるのか。

          ずっとずっと膠着状態だった問題に、一応のところ蹴りがついた。そしてぼくは迷っている。母を赦すべきか、赦さざるべきか。

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          母を赦したいのか、赦せるのか。

          公開できない手紙、そして喉に残る痛み。

          TwitterのTLでそれを知った翌々日くらいから、喉に違和感を覚え始めた。そしてすぐに発熱した。熱は1週間以上続き、咳が止まらなくなった。内科を受診すると喘息が再発していて、「もう二度と煙草は吸えないなぁ」なんてどうでもいいことをぼんやりした頭で考えた。 病院から帰宅したらあと、熱に浮かされた頭で文章を書いた。しかし書き上げたものを翌日読むと、あまりに陳腐で身勝手な殴り書きでしかなく、それがぼくを絶望させた。 公開せずにいよう、と一度は決めた。けれども今回、有料マガジン

          公開できない手紙、そして喉に残る痛み。

          【お知らせ】いつも読んでくださっているみなさまへ。

          こんばんは。 いつも『地下室の猫を拾う』を読んでくださるみなさまへ、お知らせがあります。

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