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彼の「正しさ」がときどき苦しい

パートナーことヒガンテくんは、几帳面で真面目な性格をしている。彼の言うことは基本的にいつも正しく、筋が通っていて、常識的で、真っ当だ。だからだろうか、“ふたりのあいだ”において居心地のよい規律でなくとも、最初はいつも流されてしまう。そしてあとからその窮屈さに爆発してしまうのだ。

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3,436字
ぼくの地下室にも、あなたの地下室にも、理不尽に傷つけられて息も絶え絶えになった猫がいると思う。その猫たちを一緒に拾い上げ、慰撫する場所になったらいい。

地下室の猫を拾い、ほこりを払ってブラッシングして、頬ずりしたりお腹に顔を埋めて匂いを嗅いだりする文章たち。

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