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すきな言葉まとめ

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すきなひとたちのすきな言葉まとめ。
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猫野ソラになりました

みなさん、こんにちは。猫野サラと申しま・・・した。きのうまでは。 今日から猫野ソラになりました。サラからソラへ。 たったの1字違いですが、私にとっては大きな改名です。というのも、サラという自分のハンドルネームをずっと変えたいと思っていたから。 ちょうど3年前に見た、あるドキュメンタリー番組をきっかけに、私は自分のジェンダーを特定することができなくなりました。最近よく見る性別の選択肢、「男」「女」「どちらでもない」。最後のどちらでもないを選択するのが私です。 サラという

きちんと生きたいから「もっと自由に生きる」

後半とはいえ1月内のnoteということで、今後の自分についてちょっと心が楽になったことについて書いていきたいと思います。 僕のnoteを読んでくださっている方はご存じの方もいると思うのですが、僕は実の母親とあまり折り合いがよくありません。 この年始で、少し母とのことに進展があり。 帰省の際に思うことがあったので、住まいに戻ってから親として感謝している前提として、今僕と母はあまりいい関係ではないと思っているとはっきり伝えました。直接言えたらよかったのですが、勇気がなくLINE

あの時はごめんね、クリスマス。 #呑みながら書きました

こばわ! ホントにホントに呑みました。 クリスマスイブなんですもの。スパークリングワインを吞んだ後に書いてます。はいtんしょんです。ウフ。 この企画に参加しています。 誤字脱字はチャームポイントなので直さないのがルールとなっております。 マリナさん、いつもありがとう。 そしてお帰りなさい。日本を楽しんでね。 ピッカピカのピッカーさん達もありがとう。 今回、何を書こうかしら? 私、何故なのかは分かりませんが、呑み書きの時、割と恋バナ書いてるんですよ……。このノリならば言

人を撮るということ

この五月で写真をはじめて五年になりました。 人に合わせることが得意で、自分の意志を通すよりも、誰かの意志に流れる方が楽だと、時間を使っていた自分に嫌気が差し、没頭出来るものが欲しくてカメラを買ったのが五年前です。 いい写真を撮るなどとも思わず、むしろカメラを持って歩く事も恥ずかしく、ファインダーを覗く事が死ぬほど恥ずかしく、捻れた自意識の塊を隠すようにバッグに忍ばせて持ち運び、人気がない時間帯や場所、瞬間を選び、こそこそ撮り始めたのが五年前の五月です。 買ったカメラで初め

薄荷パイプの月を見上げて

「じゃあね、ありがと。気をつけて帰ってね」 「あなたこそ、気をつけてね」  正月明けの駅のロータリーはすき間なく車がならんでいて、わたしは急いで車へ戻った。イルミネーションの青白い光が、娘の白いコートをいっそう白く浮かび上がらせる。お土産と食べ物でぱんぱんの白いスーツケースを押して数歩すすむと、彼女は足を止めて振りかえった。まるで、わたしがまだそこにいることを知っていたかのように。外ハネに巻いた毛先が肩で揺れている。運転席から手を振ると彼女も手を振って、コンコースのドアの向

深呼吸をして思い返したわたしだけの言葉との話 #真夜中インター

 わたしの創作は、いつだって私的で、どこにでもあるものなのかもしれないと思う。それでも書き続けるのは、思考の整理と想いの整理に、言葉が必要不可欠だからだ。  「書く」ことを始めたのは、小学生の頃だったと思う。最初に書いてみたのは詩だった。しかしすぐに、詩ではないものを書き始める。中学生の頃はWEB小説を読み漁り、自分でも小説の設定を細かく考えたりしていた。主人公は女の子で何歳で、彼女にはこんな友人がいて…というように。しかしそれが作品として完成することは一度もなかった。設定

生きていて良かったと思える夜をあと何度過ごせるだろうか

ずっと早く歳を重ねたいと思っていた。それが今抱える苦しみから逃れる唯一の術。ずっと死にたいと思っていた10代後半。弱音の吐き場所さえわからずに、深夜の河川敷で何度も涙を流した。 川の流れに沿って緩やかに生きていたい。しかし、現実は波瀾万丈な人生を過ごしている。16歳から家族を養うために、周りが遊び続けるなか、早朝から深夜まで働き続け、27歳で難病を発症して、今もなお闘病を続ける日々。死にたいと思う日々ならいくらでも過ごしてきた。それでも死ぬ勇気などさらさらなくて。消費されゆ

拝啓 あなたは誰ですか?

夕暮れのオレンジ色の光の中、気がつくと交通量の多い国道に出ていた。どうやってここまで来たのだろう。ハンドルを右に切ったり左に切ったりしたはず、いつの間に。 プーッ 後ろからクラクションを鳴らされてハッとする。もうほとんど止まりそうな速度になっていた。慌てて路肩に停車する。 考えごとが佳境に入ってしまって、目は開いているのに、過集中になっていたようだ。 9月は心がざわめいた月だった。だからそういう「ぼーっとした集中」が何度もあった。エレベーターに乗っているのに、行く先の

「どうしてセクシャルマイノリティだと公表しようと思ったのですか?」

およそ8ヶ月にも及んだ僕の転職活動の中で一番印象に残っている質問は、 「どうしてセクシャルマイノリティだと公表しようと思ったのですか?」 という質問だった。 セクシャルマイノリティ当事者を否定する意味を含んだネガティブなものではなく、未だ理解されにくい状況がある世の中で顔出しをしていない、ペンネームとはいえWEBメディアやSNSでセクシャルマイノリティ当事者であると公表し文章で伝えていく活動をすることはとても勇気のいることだと思う、という文脈に続いてあった質問。 なにせ僕

【彼岸花~いつの日か、また、共に祝おう】

毎年、決まった時期に河原を彩る彼岸花に出会うたび、ある人の顔が脳裏に浮かぶ。その人は、喜怒哀楽の激しい人だった。でも、やさしい人だった。きれいな涙を流す人で、子どもみたいに笑う人で、まっすぐに怒る人だった。 その人が今どうしているのか、私は知らない。昨年の離婚時、私は地元につながりのある友人すべてと連絡を断った。なかには、かけがえのない友人もいた。ずいぶんと逡巡したが、あのときはそうせざるを得なかった。だから尚更、思い出すのだろう。決まった時期に律儀に送られてくる手紙と、あの

笑ってよ、プリンセス

「マリナちゃんはピーチ姫だから、そこから動いちゃだめ」 小学校に入る前のこと。近所の男の子たち4人と公園で「マリオごっこ」をした。女の子は私1人だけ。男の子たちは花壇のへりやベンチをぴょんぴょんと飛び移り、ピーチ姫の待つゴールに到達してはスタート地点に戻って、心躍る冒険を何度も繰り返していた。ピーチ姫役としてゴールでじっとしていることを命じられた私は、自分も冒険がしたくなって男の子たちに声をかけた。 「ねぇ!わたしもマリオやりたい!」 「だめ!マリナちゃんは女の子だからピーチ

ぶれない軸を持つ

世界はその人の数だけある、とはよく言われることで、目や心に映る景色がそのままその人の世界を形作っている。 例えばうちにいる猫はあなたの世界にはいないし、あなたがいま着ている服は私の世界には存在しない。 各人が各人の世界を持ち、そこで生きている。 野良猫を保護する活動に熱心な人が私のまわりには多くいて、だから私の世界には野良猫があふれ返っている。仕事が終わったあとの時間や休日を野良猫の保護に費やしている人、あるいは24時間のほぼすべてを使って保護猫を一年中世話している人もいる

"漫画連載スタート@「ハレトケ」さん" のお知らせと、作品積極的公開のススメ

というわけで。 1年前に「さくらスイッチ」というタイトルでnoteに投稿した漫画が、ハレトケさんで連載されることになりました! ハレトケは、DeNAと住友商事の合弁会社であるDeSCヘルスケアが、第一生命を協力会社に迎えて運営している女性向けwebサービスです。 サービス開始から来月で1周年だそうで、おめでとうございます! まだ若いサービスサイト『ハレトケ』さん。 今回ご縁があり、私の漫画を載せていただく運びとなりました。 具体的には、もともと32ページの読み切り

名前を変えたよ

この度、はるは、「翠 はるか」に改名しました。 翠は「みどり」と読みます。 えっ、まって、なんか恥ずかしいねこれ……。ふざけず書けるかしら……。 新年一発目のnoteで「8月に名前を変えます」と勝手に宣言して、勝手にいろいろ考えて、気付けば8月31日。ようやく気持ちが固まったから、名前の由来や考えたことをつらつら書きたいと思います。 「はるか」についてもともと“はる”の名前に不満があったわけではなかった。ただ、もう少しペンネームっぽくしたいなと思うことがあり、そして“はる