名前を変えたよ
この度、はるは、「翠 はるか」に改名しました。
翠は「みどり」と読みます。
えっ、まって、なんか恥ずかしいねこれ……。ふざけず書けるかしら……。
新年一発目のnoteで「8月に名前を変えます」と勝手に宣言して、勝手にいろいろ考えて、気付けば8月31日。ようやく気持ちが固まったから、名前の由来や考えたことをつらつら書きたいと思います。
「はるか」について
もともと“はる”の名前に不満があったわけではなかった。ただ、もう少しペンネームっぽくしたいなと思うことがあり、そして“はる”という名前は大変に多いこともあり、こうして三文字の名前にしました。ちなみに本名です。ま、はるかも大概多いんだけどね。
生まれ変わったら名乗ってみたい美しい響きも、憧れる漢字もたくさんあるのだけど、やっぱりこれが落ち着くな〜という結論になった。自分の名前嫌いじゃないし。ちなみに私は「凛」とか「玲(レイ)」とか、一文字かつ一音で鳴る名前って素敵だなと感じる。
漢字にするかひらがなにするかも迷ったな。
結果的にはバランスで決めた。上を一文字にしたから、三文字でひらがなの方が並べたときの印象が好きだった。あと、漢字をひらがなで表記することを「ひらく」というじゃないですか。それをふと考えたとき、あっ、いいな、と思った。ひらいていこ。何事も。
(「春」という名前、字が好きだという話は以前書いたので、よろしければ。)
「翠」について
本名である下の名前に対して、上の名は完全に創作物です。だからめちゃくちゃ考えた。でも最終的には感覚で決めたな。特に、漢字は。
まず「翠」が候補に上がったのは、漢字がとても好きだったから。
そしてなぜこの漢字が浮かんだかといえば、私は翠ジンソーダが大好きだから。
マジ? マジです。おいしいよね翠ジンソーダ。
お酒を名前の由来にするってちょっとどうなん、と思わなくはないけれど、逆にいえば、自分のペンネームくらいでしかできないことでは? いやいや、お酒が名前の由来の人も世の中にはいるだろうし。いいじゃんね。
「翠」の字、本当に好き。
「羽」が上にあって本物の両翼のように見えるところ。最終画が縦線というのもポイントが高い。字全体が凛々しく立っていてかっこいい。「卒」の字の二画目と七画目の二つの横線があることで、「翠」の字全体が、大きな鳥が羽を広げて空を悠々と飛んでいる様子にも見える。
詳しく理由を述べよと言われたら困ってしまうけど、一度決めたらもう「翠」以外考えられないくらい好きだなと思えたから、この字にしました。サントリーの回し者ではないことだけ注意書きしておきます。
「みどり」について
私の好きな色は、青です。クリエイターページに並ぶマガジンを見てもらえれば一目瞭然かと思う。アイコンのキーホルダーも青い。持ち物も大半は青色。
最初は「青」に関連する文字を入れたいなと考えていた。候補だった「翠」も緑と青の中間のような美しい色だけど、みどりと読む。緑は好きだけど、名乗るほどでは……嫌いでもないけど……。でも良い漢字なんだよな。ん〜。
と、ウンウン迷っていたのが、8月の頭くらい。
考えながら仕事中にふと、ポーチを見た。
クローゼットの掃除中、半年ぶりにマフラーを手にとった。
車に乗って、革のキーケースをバックから取り出した。
待って。これ、全部、緑色やん。
持ち物も大半は青色、と上に書いたけれど、その次に身の回りに多い色が緑色だった。少しくすんだ、深く落ち着いた「みどり」。あれ、私、意識したことなかったけど、結構緑も好きなんじゃん?
意識していない「好き」に気付けるの、悪くない。宝くじ当たったヤッター!!! みたいな爆発的な喜びではなくて、砂糖ひとさじ分、ふわんと幸せレベルが上がる感じ。ほくほくする。
これは、自分の書きたい文章に繋がるところがあるなと感じた。「好き」は私の書きたいことの軸となる部分で、これからも大切にしていきたい信条のようなもの。プロフィールは「好きを深めて、好きを彩る」だ。
身の回りのものを「好きだ」と認識し、素敵なところを味わいながら触れて、そんな日常を文章にしたい。
そして読んだ人が、「気にしたことなかったけど、言われてみれば私も結構これ好きだな?」と感じられたら嬉しい。何気なく触れているものや暮らし方には自分の「好き」が隠れている。それに気付けば、世界が少しだけ明るく見えるかもしれない。自分の「好き」を書き、それを読んだ人が、いろいろあるけど今の自分も悪くないな、捨てたもんじゃないな、と思えたら最高じゃないか。
……よっし、翠にしよ。
そんなわけで、翠 はるかと申します。
Twitterで繋がった方々が「はるちゃん」呼びしてくれるのすごく好きだから、そこは変わらず呼んでもらえると嬉しいです。
オマケ
トップの画像はカワセミ。
カワセミは、「翡翠」とも書く。
カワセミの雌を「翠」と書くらしい。
漢字のかっこよさを語ったり、サントリーの回し者だったり、あれ、なんかこういうnote見たことあるな……? と、我ながら思っていました。(回し者ではない)
そう、薫さん。
以前薫さんが「いいねした人を日本酒で喩える」というおもしろ楽しい企画をされているときのツイートを思い出した。ブックマークを遡ってみた。
カワセミ、春、そして色。
……すごくない? すごい。
完全に偶然です。
noteを書き始めなかったら考える機会などなかった名前。noteで書いていなければ出逢わなかったであろう言葉と、人との繋がり。なんだか不思議な縁を感じて、じんわりと嬉しくなりました。もう、名前、これしかない。早々に、この名前にしてよかったと思えた出来事でした。おまけ。
いつも私の文章を読んでくださる方々、ありがとうございます。
改めまして、よろしくお願いいたします。
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