恋愛から逃げ続けた27際、パートナーがほしい
私は恋愛経験が乏しく、恋人いない歴=年齢の27歳です。
記事を書き始めて10秒後、もうすでに恥ずかしさと虚しさのあまりに書くことを辞めたくなっていますが、自分の気持ちに正直なって「恋愛」や「結婚」について考えてみようと思います。
これまでの恋愛について
まず初めに、これまでの人生で異性に恋愛感情を持つことはたくさんあり、性欲も普通にあるため、他人に恋愛感情を持たない「アロマンティック」や他人に性的に惹かれない(性的欲求を抱かない)「アセクシャル」ではないと認識しています。
小学生
初めて異性の子を好きになったのは小学3年生だったと思います。
性格はおとなしい子で容姿はかわいらしく、運動が得意な子でした。
特に何かアクションを起こしたわけではありませんが、クラスの席替えで隣の席になりたいと願っていた記憶があるので、はっきりと「好き」という感情を持っていたと思います。
次に好きになったのは小学5年生の時で、同じクラスの子でした。
当時、修学旅行の帰りのバスで流れで隣の席に座って話すことになり、「好きな子いる?」と聞かれて結果的に両想いだったことが判明し、その日から毎日のように学校で話したりメールでやりとりをしていましたが、付き合うとかはなく、いつの間にか普通のクラスメイトの関係になっていました。
まぁ、小学生はそんなもんです…よね…?
中学生
中学1年生の夏頃、はぼ同時期に二人の女の子から告白されるという今では考えられない状況が訪れました。
どちらも中学から知り合った子で、告白はどちらもラブレターからでした。そのうちの一人の子をFさん、もう一人の子をYさんとします。
Fさんとは学校行事等で関わることが多く、なぜか部活の見学に来ていたこともあり話すことが多かったのですが、Yさんは同じクラスでしたがほぼしゃべったことがなく、正直かなり驚きました。
ラブレターの内容は「好きです。付き合ってください。」みたいなもので、女の子らしい綺麗な字で、一生懸命書いてくれたんだなと分かる結構な長文の手紙でした。
しかし、当時中学1年生の私は何を思ったのかラブレターの返事を放棄するというとんでもないクズ行為をしてしまいました。
Fさんからの手紙の中に「地元の夏祭りに一緒に行きたい」という内容があって返事をする必要があったのですが、返事を放棄したことでFさんの心を傷つけてしまいました。
そしてFさんは友達が多かったため、その友達数人から「最低!」、「(Fちゃん)カワイソー!」と集中的に非難されたことでやっと事の重大さを理解しました。
今思うと、FさんとYさんのラブレターの返事を放棄した理由は、どちらもタイプではなかったこともありますが、「付き合う」ということが面倒だと感じたからだと思います。
部活や習い事で忙しかったし、つい半年前まで小学生だった私は異性と付き合うことの「楽しさ」や「ドキドキ感」よりも「煩わしさ」を感じており、「付き合ってどうなるの?それは楽しいの?」とか感じていたのだと思います。
そんなこんなで異性とお付き合いする絶好のチャンスをふいにしてしまった私は中学生で異性を好きになることがありませんでした。
(修学旅行の夜にした恋バナでは、とりあえず場の空気を優先してクラスで一番かわいい子の名前を挙げていじられました 笑)
ただ、中学時代は、恋愛感情を持つことはなくても大学まで仲良くしていた異性の友達が何人かいて、普通に楽しかったです。
高校生
高校1年生の時に同じクラスになった子に片思いしました。
その子は学年の中でもすごくかわいいと話題になるほどの子でした。名前をKさんとします。
最初の席が五十音順で席が近いことや当時好きだったバンドが同じだったこともあって話すことが増え、時々LINEでやり取りする関係でしたが、「どうせ告白しても無理だろうな~」と思い告白することはできませんでした。
高校2年生に進学すると、Kさんとは別のクラスになり、Kさんも同学年の子と付き合うようになりました。
そして私はサッカー部の活動で毎日疲弊して恋愛どころではありませんでした。同じサッカー部の子の中には彼女持ちも沢山いて、デートしたり、一緒に登下校したり正直言ってうらやましい思いでしたが、成績はぐんぐん下がり、部活はしんどいしで貴重な高校2年生の時間を失ってしまいました。
高校3年生に進学すると、再びKさんと同じクラスになりました。
Kさんは彼氏と別れていたため、再び連絡を取るようになり、6月頃に私から告白しましたが、結果的に振られてしまいました。
当時、ドラマ「プロポーズ大作戦」の再放送の録画を見ていて、「どうせ振られるだろうけど、伝えないで後悔するくらいなら伝えた方がいい」と感じて告白しました。
結果はダメだったけどすごくすっきりしました。「部活頑張ってね!応援してるから!」って言ってくれたことがすごく嬉しかったです。
そしてそれまでの高校生活ではKさん以外に好きになったことはなかったため、部活と受験にベクトルを向けるべきか考えていた時、別の子が気になり始めました。
その子も同じクラスの子でSさんという子でした。
Sさんとは五十音順の最初の席で隣同士だったことや同じ文系で授業の多くが被ること、何かしらのグループ活動で同じ班になっていたことでよく話す関係でした。
「聖☆おにいさん」などの漫画の貸し借りをするうちにLINEのやり取りが増え、少しずつ意識するようになりました。
私が通っていた高校では体育祭でクラスによるダンスパフォーマンスを行うのですが、秋に迎える体育祭に向けてクラスでダンスの内容が発表され、男女ペアでダンスを行うパートがあることを知りました。
Sさんはダンス部員であり、ダンスパフォーマンスの内容を考案し、クラスメイトに振り付けを教えるメンバーの一人でしたが、男女ペアの組み合わせが発表された際、私はSさんとペアで踊ることが決まりました。
しかし、いよいよダンスの練習が始動するという時、急に「男女ペアの組み合わせを変更する」という発表があり、私は別の女の子とペアになることが決まりました。
理由については公にされていませんが、クラスの友達から「ダンス部の女子が意図的に組みたい男子とペアにしたことで不満の声が出た」と聞きました。
当時私はSさんとペアで踊れることが嬉しかったので、かなりショックでした。Sさんが私と踊りたかったのかは分からないですが、体育祭のモチベーションが半減してしまいました(ペアで踊ることはなかったですが、一部のパートでSさんと手をつなぐパートがあり、めちゃくちゃ嬉しかったです。←きもい…)
無事に受験を終えて卒業式の日、私はSさんに制服の第二ボタンを渡しました。
卒業を控えた時期にLINEで話していて「第二ボタンもらうの憧れてる」➡「じゃあいる?」➡「え、いいの?ほしい!」➡「いいよー」みたいな流れだったと思います。
付き合ってもなかったし、正直本当に欲しいのか謎でしたが、卒業式後の人気のない場所でこっそり渡しました。心臓バックバクでした。
ボタン、捨てられてないといいですけどね…
大学~社会人
まず初めに、大学2年生以降は自己紹介記事でも触れたように人付き合いを避けはじめ、バイト先も出会いが限定的な職場で勤務していたため、恋愛経験はほぼなく、社会人になってからは一度だけ女性とデートした程度ですが、その後特に進展はありませんでした。
大学1年の頃は彼女を作りたいというモチベーションがあり、同じ学年の子で気になっている子を食事に誘ったりしていましたが、お互い自分からそんなにしゃべるタイプではなく、初めは弾んでいた会話も段々と話題がなくなってきてしんどくなり、その後は誘うことができませんでした。
バイト先のラーメン屋でも同学年の異性と関わる機会は多かったですが、根が社交的な彼女たちに対し、社交的な人間を演じて多少無理をして関わろうとしていた自分に気づいたり、中学の頃の同級生である異性2人と3人で食事に行った際に、比較的親しみやすい異性と認識してたにもかかわらず会話が弾まないことに違和感を覚え、少しずつ恋愛に苦手意識を感じるようになりました。
なぜ恋愛から逃げてきたか
このように、学生生活を通じて異性を好きになることは普通にあり、遠い過去でありながら異性から告白されたこともある私はなぜ恋愛から逃げてきたのかを考えたいと思います。
①容姿に自信がない
私は自分の容姿に自信がありません。
芸能人でいうと、歌手の岡〇体育さんや秦〇博さんに似ているらしいです。
特徴としては目が一重で細い、韓国にいそうな顔立ちでどちらかというと老けて見えることがあります。
いや~書いていて悲しくなってきました…。
身長体重は平均くらいだと思いますが、サッカーを辞めてからは食べることが好きなこととフルリモートで仕事をしていて運動ができていないことなどで現役時代よりは太りました。
栄養のあるご飯の自炊や健康的な生活を心掛けたいと思っていますが、なかなか難しいですね…。
②コンプレックスを抱えている
正直①の容姿よりもかなり影響があったと思いますが、私が昔から現在まで抱えているコンプレックスは次の2つです。
①体毛が濃い
②汗っかき
男性でも体毛に悩む人は多くいると思いますが、私の体毛はなんというか、普通にいじれるレベルではないのかな~と思っています。
小学校高学年くらいから人よりも早く成長期を迎え、体毛に関することで死ぬほど悩みました。
思春期の男子にとって体毛に関する悩みは、その悩みを抱えていない人には理解されづらい苦しいものです。
そして私はサッカー部に所属しながらこのコンプレックスを抱えて学生生活を過ごしており、今でも本当によく耐えきったな~と思います。
体毛が濃いことで恋愛に及ぼす影響は想像にたやすいかもしれません。
異性と密着できないことです。
当時はシェーバーやかみそり、除毛クリームなどの一通りを試しましたが、完全に根元から抜けるわけではなくポツポツと跡が残るため、普通に生活していれば気にならなくとも、超絶至近距離に人が来たら警戒モードになり腕を隠したりしていました。夏場はハイタッチとかもできなかったです。
同性ですら警戒モードであるため、異性と密着なんて考えただけでしんどかったです。そのため、学生時代に仮に異性と付き合うことができたとしてもその後は無理だろうな~と考えていました。
実は大学時代に某医療脱毛クリニックで全身脱毛のコースを受けましたが、高額な割に効果を感じられず、今は家庭用脱毛器でたまに脱毛をしています(ヒゲは本当に痛くて涙が出る)。
なぜ大きな悩みであるはずの脱毛にお金と時間をそこまでかけられていないかというと、持ち前の怠惰な性格と「どうせ脱毛したところで…」というネガティブ思考が邪魔をしているからです。
なお、「女性に剃り残しがあって幻滅した」という男性の話もよく聞きますが、私は同意できないです。
汗っかきも学生時代からずっとコンプレックスで、手術も検討したことがあります。
結果的にはフルリモートで働きだしたことで様子見としていますが、いつか行うかもしれません。
私の場合は部分的なものではなく、全身まんべんなく汗が噴き出るタイプで、汗っかきであることで部活などの学生生活でも日常生活でも、社会人になってからも本当につらい思いを経験してきました。
そして、これらのコンプレックスを抱えて生きづらい人生を歩んできた私ですが、親を恨んではいません。
もちろん昔は本当に苦しく、恨んだことはあります。特に思春期は死にたいくらい辛い悩みだったので。
しかし、親が愛情をもって育ててくれたことは何より分かっていたし、その悩みを打ち明けたことで親がつらい気持ちになることは目に見えています。
そんな状況で打ち明けることなんて到底できませんでした。
この2つのコンプレックスが学生時代の恋愛に大きな影響を及ぼしたことは否定できませんが、自分の問題でもあるため、今さら親のせいにする気は全くないです。
③恋愛経験の乏しさによる選択肢の限定
アラサーと呼ばれる年齢であれば、多くはなくともそれなりに恋愛経験は積んでいることが普通です。
おしゃれなバーや飲食店、デートコースやどういうプレゼントが女性に喜ばれるかを普通の人は経験から知っている。
一方の私は恋愛経験が乏しく、発想や知識がいまだに中学生レベルなんだなーと感じることもあるほどあらゆる選択肢が限定的です。
そのため、女性とデートしても恋愛経験の乏しさに幻滅して嫌われてしまうんじゃないかと想像して行動できない➡逃げる➡でもまだ間に合うかも➡不安になる、という負のループが続いてしまいます。
そんな悩みを抱えたまま社会人になり、異性と関わる中で恋愛に対して再び悩むようになりましたが、結婚や恋愛に対する価値観が20代前半と後半で変わり始めたことも事実です。
何が何でも恋愛したい、結婚したいという感情は持たなくなりました。
その理由を次に書きます。
結婚や恋愛をあきらめている理由
私が結婚や恋愛を諦めている理由は下記のとおりです。
①恋愛の駆け引きが億劫
これが一番大きいです。
マッチングアプリを例に出すと、男性側が高い月額料を払い、食事に誘い、話を盛り上げ、食事をおごり、プレゼントし、次のデートに誘う…。
よほどの高スペック男性でない限り、基本的には男性から女性にアプローチすることが基本だと思いますが、この一連のアプローチがとっても億劫に感じます。
本当に素敵だなぁと感じた人には労力も金額も大して気にならないのですが、「恋愛経験を積むため」に大してこちらに興味のない女性に必死にアプローチして、自分はそこまでして恋愛をしたいのかと言われると正直微妙です。
では自分のことを好意的に思う人がいて、友達のような関係から恋愛感情を持つか、と言われたら恋愛に対してネガティブな感情もあるため、もう少し恋愛、結婚をあきらめている理由を挙げていきます。
②一人の時間を多めに取りたい
私は一人の時間を大切にしたいので、束縛や依存はぜったい無理です。
自分のペースを崩されることへのストレスが大きいため、ずーーーっとどうでもいい会話をしたり常に一緒に行動することはきついと思っています。
学生時代ならすごく憧れはありますが、社会人にはきつい…。
③同棲や共同生活が不安
一人の時間を多めに取りたいことと繋がりますが、常に誰かと一緒に行動することは今の自分にとってはストレスが大きいです。
結婚するなら同棲することには賛成ですが、たとえ同棲しても寝室は分けて寝たい派です。
誰かと一緒にいることが嫌とかではなく、特性の問題なので、理解されることが難しいのではないかな~と思います。
④子供ほしくない
学生同士の恋愛ならともかく、20代後半の恋愛となると、子供がほしいかについては話す必要があると思っています。
私はほしくないです。
子供を育ている人をどうこう言う気はないしむしろ尊敬していますが、自分にとっては子供を立派に育てていく覚悟は保証できないため、絶対に子供がほしい人との恋愛は難しいですね…。
⑤相手の親族との関係構築が億劫
これはそもそも結婚を控えた状態で気にすることだとは思いますが、例えば、気になる人がいて結婚を意識するとして、相手の親族が多く、濃い関係だと判明したら私はかなり心配になります。
どんなに相手のことが好きで心を開いていても、親族との関係構築はまた別の話であり、社交不安障害を抱える私にとって、結婚する場合は避けて通れない問題だと考えています。
恋愛や結婚がしたいというよりパートナーがほしい
ここまで、過去の恋愛経験や恋愛の悩みについて書きましたが、この記事で何を書きたいのかというと、「パートナーがほしい」ということです。
パートナー…すごく好きな響きです。
異性とイチャイチャしたり色んな場所にデートに行ったり、そういう経験もしたい気持ちはあります。
ですが、他の記事でも何度か書いているように、私は一人で過ごす時間を大切にしていて、自分の人生のペースを乱されることがストレスにつながります。
そのため、恋愛がしたい、結婚がしたいというよりは、二人でいる時間を大切にするけど、お互いの一人の時間を尊重し、苦しい時はお互いを支え合える、誰よりも自分のことを理解してくれているパートナーがほしいです。
長い人生において、自分のことをすべてさらけ出し、受け入れてくれる人の存在は大いに助けになると思うので、そういう人といつか出会うことができたらとっても幸せなことだと思います。
果たして、恋愛から逃げ続けたアラサーはどうなってしまうのでしょうか。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?